人気ブログランキング |

2010年 03月 24日 ( 1 )

キタテハのgifアニメ画像 (No.682 10/03/24)

 東京でも桜が開花し、いよいよ春まっしぐらになりそうだ。わが家の周辺でもここ数日の暖かさで、桜が急に咲き出した。春が来たという感じは、やはり桜の花が咲いて初めて実感出来る。気温が暖かくなると木々も芽吹き、まもなく新緑の季節となるだろう。そう思っていたら今朝は冷たい雨で、急激に気温が下がって寒くなってきた。天気予報では明日も雨で寒いそうだから、まだこの時期は油断出来ない。春は三寒四温と言われるのもこんな天気を指しているのだろう。
 それでも四温だった昨日の暖かい日に、わが家の前の森を歩いたら、待ちこがれていた蝶が飛び始めていた。春らしい日差しを浴びてミヤマセセリとキタテハが飛んでいたのに出会ったのだ。ミヤマセセリは生まれたばかりのきれいな翅を輝かせていたが、キタテハは左後翅が切れた個体だった。昨年の秋から成虫で越冬したものが、この暖かさで飛び出てきたのだろう。すでに数ヶ月間も飛んでくたびれているようだった。破れた翅はどこかの藪で引っかけたのかもしれない。生まれた時は傷一つない完璧な姿で成虫になるが、次の世代の卵を産み終える頃にはボロボロの姿になって一生を全うするのである。その点では蝶も人間も同じなのだ。老兵は痛ましい体で力つき、寂しく世を去るのである。
 小生、今年第一号の蝶の写真をこのキタテハに決めて撮ってやろうと思い、カメラを構えて待ち続けるが、忙しげに飛び回るだけで一向に翅を休める気配がない。蝶って案外長い時間飛び回ることが出来るのだ。それでもしばらく待っていたら、ようやく地面に止まった。距離にして20mくらい離れた所だから、止まった場所をよく覚えておかないと、近づいてもどこに止まっているか分からなくなる。キタテハのような保護色の蝶はとくに注意しなければならないのだ。
 そっと足音を立てずに近づくと、忙しげに翅を閉じたり開いたりしているのが見えた。これを105㎜のマイクロレンズで狙える位置まで近づいてから、連射して撮ったのが今日の掲載写真である。別に単なる蝶が写っているだけの面白くも何ともない写真だったが、今回はちょっと新しい試みとして、最近ネットではやっている gif アニメ画像の素材として使ってみたので、ご覧のように翅の開閉が動いているように見える。
 これは3枚の写真を PhotoshopCS3 のレイヤーで一枚の連続物に変えたものである。映画の原理と同じで数枚の写真を連続して開くと、あたかも蝶の翅が動いているように見える。このように複数の画像を一枚ずつ時間を開けて開いてくる gif アニメは、ブログ仲間のゴージンさんに教えてもらった方法で、結構難しい。昨年、ゴージンさんと見に行ったキベリタテハを素材に何度かチャレンジしたが、うまくいかず、今回ようやく出来た習作の第一号がこれである。まだ初心者の出来映えで、ただ蝶が翅を動かしているだけの、なんてことのない写真だが、慣れてくれば自分なりのテーマでもっと楽しい画面が作れる可能性を秘めた技法であると思っている。
 最近のコンピュータの画像処理はとんでもないことまで出来てしまう。撮影した画像のなかに余計なものが写り込んでいても簡単に消し去ることなど当たり前である。撮影画像データはより美しい写真にするために、レタッチをするのが常識になっているのである。かって写真とはありのままの現実を写し取らないと駄目と言われた時代があった。しかし、今は撮ったものをそのまま「生出し」することはほとんどない。写真は美しくお化粧して出すのだ。
 お化粧とは現実を修正して誤魔化すことでもある。お見合い写真で美人に見えた女性が、実際に会ったら落差の大きさに愕然としたという話は良く聞く。これって正確に言えばインチキである。しかし、そんな堅いことを言うのはやめよう。撮られる方も、撮る方も両方とも被写体がきれいに写っている方がずっと楽しいし、お互いにハッピーだからだ。そう考えて小生は画像に修正を加えるレタッチに関してはほとんど抵抗感がないのである。
 しかし、今回の画像、アップしてはみたものの、結構目障りで、うるさい感じだ。これは使い方を誤ったかもしれない。
d0151247_22283524.gif
 
by weltgeist | 2010-03-24 22:36