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股関節周囲炎(大腿四頭筋附着部炎) (No.369 09/03/20)

 昨年あたりから釣りに行くと左足の付け根の部分が異常に痛むようになってきた。最初は単なる疲れだろうと、放っておいたら、先月ボルネオへ行った頃から痛みが急にひどくなり、我慢出来ないほどになってしまった。数日前、整形外科で診てもらうと、「股関節周囲炎」といって、足の付け根の筋肉が何らかの要因で傷ついて、痛みが起こる病気と診断されてしまった。痛いのは左腰のちょうどズボンのポケット口がある付近だけで、ここからズキューンとした重い鈍痛が起こってくる。ところが、医者が言うには、それは大腿四頭筋と言う足の大腿部前面の筋肉が弱っているからで、それが筋肉が着いている上部、腰の関節部分で痛みを発症させるのだそうだ。
 これはちょうどテニスヒジと同じで、ラケットを振り回したとき、腕の筋肉全体ではなく、筋肉が着いているヒジの関節部分が痛くなるのと同じ原理らしい。
 なぜこのようなことが起こるのか。まずは加齢による筋肉の老化と使いすぎ、運動不足による筋肉の弱体化、それに不自然な姿勢で釣りやスポーツをすることで、一カ所の筋肉に負荷がかかりすぎることなどが原因となるのだそうだ。小生の場合は体が左に傾くように変形していて、左足に過度の荷重がかかりすぎることも大きな要因らしい。要するに現代人が陥りやすいこれらモロモロの悪いことの全てを小生はやってしまったため、左大腿筋が傷んでしまったのである。
 先生が言うには、痛みが生じた直後は患部を冷やすとともに、大腿筋に負荷をかけないよう安静を保つこと。それと、痛みの原因である炎症を沈める抗炎症剤の服用と湿布、電気照射による暖めが良いと言われた。だが、それだけでは単に痛みをとるだけの対処療法であって、根本的原因を取り除かないと、また再発の恐れがあるだろう。
 今後再発しないためにはどうすればいいのか。先生は弱った筋肉を強くする筋トレと軽いストレッチが有効だと、ていねいにやり方を教えてくれた。しかし、もう一つ言われたのは、小生の体の変形だ。自分が真っ直ぐ立っているようでいて、左に傾いた体形をしているというのだ。骨盤が曲がっているため、左足に過度の荷重がかかって筋肉の負担が増えたらしい。再発したくなければ、骨盤の変形を直すこともしなければならないという。しかし、これは整体に通うとしても一朝一夕には直らないだろう。
 とにかく少しでも意識して体をバランス良く歩くことが必要である。今の痛さはたまらないから、それが改善出来るなら、その努力は惜しみたくはない。しかし、この歳になって体の変形など直せるのだろうか。どうもこの痛みとは一生付き合って行く気がしてならない。
 10年後は車いすの生活か? ヤダ、ヤダ。とにかく頑張って直すしかないのである。
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足の筋肉を痛めたのは履いている靴が悪いのではないかと思い、靴を買い直してみた。前の森を歩くには少しオーバーだが、このトレッキングシューズを新調したら、履き心地が良く、とても歩きやすい。足への負担も少し軽減した気がする。脚下照顧、まずは足下から改善である。
by weltgeist | 2009-03-20 23:10


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