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韓国の鮎釣りその2 (No.121 08/06/12)

6月8日、鮎釣り第二日目、キョウホンガン2

 昨日のキョウホンガンの好調さから、ハゲの町に戻ってソムジン本流をやるより、もう一日、こちらでやった方がいいだろうということになり、昨晩は急遽ウオンジという町のホテルに泊まった。急な宿泊を手配してくれたのは、釜山のお医者さん、ユン先生である。韓国では高い関税を払わなければ買えないBMW740に乗るこの先生はたいへんなお金持ちで、何と我々グループ10名分のホテル代を全部出してくれた。韓国では、このように上の者が下の者の面倒を見るのが美徳という風潮があるらしい。ここは先生の恩義を有り難く受けさせて頂くことにし、夜は例によってみんなで焼き肉、焼酎パーティで楽しんだ。
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写真左・ウオンジのホテル前から見たキョウホンガン下流。このトロの少し上の瀬で以前、友人のU氏が束釣りをしたと言う。写真右・釜山のお医者さん、ユン先生は、BMW740から竿を取り出してホテル前のポイントにイソイソと入って行った。鮎はこんな下流でも釣れるようだ

 開けて8日、ホテル前のポイントをやるユン先生と奥さんは別行動で、彼女は我々についてくる。李さんは「昨日数を釣ったから今日は上流の大型を狙いましょう」と言う。地理的関係は分からないが川の左岸側にある国道を1時間ほど車で走った所で川が二股になり、右がナムガン(南河)左がイムチョンガンという支流に分かれる。鮎はこの合流点からさらに5kmほどイムチョン川を上った所の小さい堰堤の付近まで遡上するという。その堰堤のすぐ下流にある橋から川を覗くと、確かに大きな鮎が泳いでいるのが見えた。下からここまで35から40㎞はあるだろう。長さから言えばキョウホンガンもソムジンガンと並ぶ大きな釣り場なのだ。
 李さんの話だと最上流まで遡上する奴は体力のある大型で、この時期すでに27㎝クラスが出るらしい。だから竿も仕掛けも強いものでないと通用しないと言う。いかにも大型がいそうな強い瀬がある場所に、李さんとU氏が釣るところを、小生は釣りをせず撮影に徹してカメラだけでついていく。しかし、何故かここはアタリがない。まだ6月初めだからシーズンが早すぎて、遡上した鮎は薄いのかもしれない。
 30分ほどでこの場所を諦め、合流点下のキョウホンガン本流、センチュという場所に移動。ここではユン先生の奥さんも竿を出した。彼女は鮎釣りを覚えて2年目というが、今年は韓国ダイワ主催のソムジンガン鮎釣り大会に出場する選手でもあるという。その彼女がまず最初に20㎝くらいの鮎を上手に抜きあげ、李さんも連続ヒットさせる。そのシーンをモータードライブを駆使してうまく撮ることができた。鮎が沢山釣れたからシャッターチャンスが多く、カメラマンには有り難い場所である。
 昼食後、昨日いい釣りをした瀬より3㎞ほど上流のムッコという場所に入る。すでに午後3時だったが、小生も撮影を止めて昨日と同じ仕掛けで釣りに加わる。人が良い思いをしているのを、ただ写真に撮っているだけでは少しも面白くない。鮎は自分で釣ってこそ楽しいものである。怪我した足が痛くて川に入るのが少し辛かったが、6時まで頑張って、この日は38尾の釣果だった。
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キョウホンガンの最上流はイムチョンガンという支流になる。このポイントまで下流から35㎞以上ある。こんな上流まで遡上する鮎は大型が多いらしいが、本日は魚影薄くアタリは無かった。
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ウオンジから車で1時間弱上流に走ったセンチュのポイント。下流からここまで約30㎞の間に無数の鮎のポイントがあるというから、釣り場のスケールは相当大きく、まだまだ未開のポイントもありそうだ。
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センチュでユン先生夫人(名前は聞き損ねたが、昨日ビビンパをごちそうしてくれた人)が見事な腕前で鮎を引き抜いた。彼女の竿は何とハンドリングマスター。服装もバッチリ決めている。
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同じく李さんも入れ掛かり。引き抜く瞬間に事欠かかないから、カメラを構える小生もシャッターチャンスが多く、様々なアングルからの写真が撮れた。
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昼間、食堂で食べた豆乳を使った韓国風そば、コングクスと言うらしい。冷たい麺でさっぱりしていておいしかった。
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今日も大漁。李さんにとっては、このくらい釣れても当然だ、という顔をしている。韓国の鮎の濃さには脱帽する。
 

*2008年鮎釣り第3日目、釣果38尾、累計総釣果153尾、日アベレージ51尾。
9日分は明日アップします。

by weltgeist | 2008-06-12 23:46


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