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明日から韓国で鮎釣りです(No.118 08/06/05)

 鮎釣りが解禁されて今日で5日目。小生の釣りキチぶりを知っている友人達はなぜ解禁日に行っただけで、その後家で沈黙しているのか、不思議に思っているようだ。実は、明日から韓国の鮎釣りに行くため、自重していたのだ。大事な韓国釣行の前に、体力を使い果たして向こうで釣りに行く元気がなくなったり、行く前に怪我でもしたらまずいからおとなしくしていたのである。
 出発は明日、釜山から東シナ海沿いに西へ高速で2時間ほど走ったところにあるソムジンガン(ガンとは川と言う意味)が目的地である。ここは距離的に言えば、東京から鹿児島に行くより近いだろう。しかし、言葉も習慣もまったく違う外国である。その韓国での鮎釣りは、日本と違ってまだ黎明期にある。最初に訪れた頃、韓国で本格的な鮎釣りをする人はとても少なく、全国合わせても3百人くらいだろうと言われた。しかし、最近はようやく盛んになりつつあり、ソムジンガンにも多少韓国の鮎釣り師が見られるようになった。
 それでも、日本の過密状態と比べれば天国みたいな場所で、広いポイントを誰にも気兼ねなく独占して釣りができる。しかも魚影は濃い。まさに、まだ誰も釣りをやったことの無い処女地で竿を出すような、夢みたいな真似ができる場所なのだ。
 釣れるアユは外見から判断する限り日本の鮎と全く変わらない姿、形をしている。釣り方も日本の方法で全然問題がない。しかし、何分にも外国ゆえ、事前情報を手にして一番いい時に合わせてうまく行く訳にはいかない。少なくとも一月前にはチケットを購入し、現地の予約も入れなければならないからだ。そのため出かけた時に悪天候になってもどうしようもない、諦めるしかないのである。
 小生が最初にソムジンガンに行った時がそうで、本流は洪水状態のため思うような釣りが出来なかった。今回も川の状況がどのようになるか、全然分からない。一種の賭けのような面がある。しかし、釣り人は、こうした場合でも常に楽観的である。きっとコンディションはいい、なんとかなるさ、と手前勝手に良い方にしか考えないのだ。

 そんな訳で、明日から10日まで更新はストップします。11日、結果発表します。どのような結果になるのかは分かりません。しかし、願わくば大漁であって欲しいです。
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韓国で一番いい鮎釣り場と言われるソムジンガン。日本の川より落差がなく、瀬は少ない。上に見える赤い橋の前後が小生のお気に入りポイントだが、写真でも分かる通り、釣り人がほとんどいない。サイズは6月の初旬から23㎝くらいの大型が出て、7月には25㎝クラスがアベレージとなる。釣れるアユは全て天然遡上で、背びれがアゲハチョウみたいにきれいな形をした美しい魚体が魅力である。
by weltgeist | 2008-06-05 21:42


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