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雪が降る(No.11 08/02/03)

 「♪~トンベー・ラ・ネイジュ~~。♪~雪が降~~る、あなたは来ないィ~~」。アダモのシャンソンそのままに雪が降っている。昨晩釣りから帰って来たときは素振りもなかったのに、今朝起きたらあたり一面の銀世界。夜中にかなりの量が降ったようだ。テレビは交通機関のダイヤが乱れていると騒いでいた。雪国の人から見れば、話題にもならない「少雪」が、慣れない都会人にはたいへんなのだ。
 雪を見て、まず頭に浮かんだのは「雪かき」だ。東京に降る雪は湿っていて重い。これを雪かき専用スコップでガリガリやった作業の後は、必ず腰痛に悩まされる。「嫌だな、雪かきなんてやりたくない」と思っていると、お隣さんが雪かきを始める音が聞こえてくる。そうなると、こちらもこたつを出て行かなければならない。家の周辺だけでもやらないと、残った雪が凍って子どもが転んだりして危ない。凍った雪を後で取り除くのは容易ではないのだ。だから嫌でも降った直後の柔らかい雪のときすぐやる必要がある。雪はこたつに入って極楽生活している小生を、有無を言わさず苦役に駆り立てる厄介者なのである。
 だが、雪でいいこともある。我が家の前はトトロの森に続く雑木林と以前書いた。この森が雪で覆われると、幻想的な美しさを現すのだ。猫の額庭の向こうに拡がる雪景色を眺めて朝食を食べる気分は優雅な別荘生活をしているようである。不細工な庭も白く包まれた雪を通して雑木林の点景となり、自分の家ではない、おとぎの国への入り口に変身する。全てを白い衣の下に覆い隠す雪は、我らを静かな素晴らしい世界に導く賜(たまもの)でもあるのだ。
雪が降る(No.11 08/02/03)_d0151247_1529672.gif
雪はまだ降り続いていて、今夜も止みそうもないという。もしかしたら明日は記録的な大雪かもしれない。そうなると、小生が明日やることになる雪かきでも記録的な腰痛が発症するだろう。
しかし、それにしても相変わらず小生のエキサイトブログではjpg画像が添付できない。gif画像しか貼り付けられないのだ。これだと折角きれいな銀世界の写真も、どうしょようもなくクオリティの低いものになってしまう。全体がどす黒くなった写真、何とかならないものだろうか。
by weltgeist | 2008-02-03 15:28


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