遠来なお客様から夫婦円満のコツを教えてもらった (No.2089 15/11/18)

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 パサデナのジェット推進研究所の専属カメラマンだったマイクと、婦人のメアリー・ジョーさんがまた日本にやってきたというので、我が家でお昼ご飯を一緒に食べた。彼らは沖縄に住んでいたことがあるので、達者な日本語を話す。その日本語能力はすごいもので、まったくストレスなく話ができる。それにくらべて私の英語能力のプアなことには目を覆いたくなるが、とにかく本日は英語をほとんど使わず日本語だけで話ができた。
 今日はお二人のなれそめから結婚、そして現在の夫婦生活までとても面白い話を教えてもらった。すでに大学生以上の大きな子供がいるというから結婚生活も長いだろうに、上の写真を見れば分かるようにまるで新婚と変わらない様子で寄り添っていて、とても仲が良い。きっとアメリカでも理想的な夫婦なのだろう。
 それに対して我が家は先々月に結婚生活40周年を迎え、新婚時代の輝きなど遠の昔に失われている。いまでは奥さんのことを「同居人」とか「いそうろう」と呼ぶ私にはとても恥ずかしくてこんな真似などできない。それで、夫婦円満のコツは何かと二人に聞いたら、マイクが言うには奥さんも含めて人の話をよく聞くことだそうだ。相手が何を考え、何を望んでいるのかを聞き取って、それに誠実に応えてあげることが大事なのだという。耳に手を当てるゼスチャーを交えてそのことを教えてくれた。
 これを聞いて私は少々耳が痛い思いをした。というのも最近の私は難聴の気があり、人の言葉がはっきり聞こえなくなっているからだ。これが原因でときどき我が家の同居人、すなわち奥さんと軋轢に発展することがある。彼女の言っていることが聞き取れず「エッ、何ッ? 」と聞き返してばかりいるからだ。あまりに聞き返すので、「あなたは人の話を聞いていない」と怒られているのである。
 さらに最近はオツムの回転が悪くなって、人の話がすぐには理解出来ない。耳の悪さと頭の悪さが相乗効果になっているのである。複雑な話に頭の回転がついていけないから、話をしていてもトンチンカンになってしまう。マイクが言うように人の言葉を聞いて親身にその人のことを考えてあげることが、すべての人と円満に交わる基本であるのはよく分かる。それなのに切れ切れにしか聞こえてこない私の悪い耳と、ぼけた頭がさらに話の理解を遠のかせるから困ってしまうのだ。
 これでは真に相手を理解することはできない。このままどんどん耳と頭が悪くなると、怒った同居人、いやもとい、奥さんからも見捨てられるかもしれない。そうならないためにも、マイクにならっていつも耳に手を当てて奥さんの声だけでも耳を傾けないと私は危ないのである。
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by Weltgeist | 2015-11-18 23:06


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