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子猫は元気になりました (No.2024 14/09/06)

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 先週の土曜日に我が家の庭に捨てられていた子猫は目やにを流して元気がなかった。もしかしたらたいへんな病気を抱えているかもしれないと思い、いつもお世話になっている動物病院に連れて行くと、猫ウイルス性鼻気管炎という病気だと診断された。動物病院のT先生の話だと、この病気は猫の風邪のような感染症で野良猫ではかなり高い確率でこれに感染しているという。そして放っておくと他の猫にまで感染してたいへんなことになるらしい。
 子猫の状態がどの程度か分からないが、一応餌も普通に食べていると報告すると、抗生剤とインターフェロン入りの目薬を処方してくれた。この薬でほとんど心配ない状況まで健康にもどれそうだから安心していいですよ、という。インターフェロンは人間の肝炎ウイルスなどを押さえる新薬だが、いまでは猫にまでこれが使われているのは驚きである。
 T先生の診察代は抗生剤と目薬代も含めて全部で1000円。こんなに安くていいのかこちらが心配になるほど良心的な先生である。そして、その抗生剤と目薬をやり始めたら、子猫はみるみるうちに元気になってきた。翌日には目やにも出なくなり、部屋の中を活発に走り回り出すほど元気になってきたのである。
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 だが、問題なのは先住していたもう一匹のイライだ。猫風邪にかかった子猫と接触すると、ウイルスが感染して成描の場合は深刻な状態になるらしい。だからイライと子猫は別々に隔離し、イライに感染しないよう注意しなさいと言われた。しかし、すでにイライと子猫はお互いにじゃれ合って遊んでいる。もはや隔離などしても手遅れなのだ。
 子猫が最初来たときイライはひどくナーバスになっていたが、数日後にはもうお互いが兄弟みたいな感じになって仲良くしている。心配なのはイライへのウイルス感染だが、T先生が言うには子猫の時ワクチンを接種してあれば感染しにくいという。イライを野良猫の母親から引き取って、小生たちに渡してくれたKさんがワクチンまでやっていてくれたか、聞くことができない。実はKさんは4日前にアメリカに行ってしまい、半年以上帰って来ないのだ。しかし、あのとき野良母猫から3匹の子猫を保護して、他の2匹もそれぞれ飼い主を見つけたKさんは、猫の健康管理には人一倍気を使う人だったから、多分ワクチンは接種しているだろうと推測し、とりあえずイライは様子を見ることにした。

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 猫アレルギーなのに猫好きなBさんが、子猫を拾ったと聞いて奥さんと見に来た。大きな体のBさんがチビの子猫を抱き上げると、そのコントラストが面白い。広くて大きな膝の上に乗った子猫はたちまちぐっすりと寝込んでしまった。
 T先生の見立てによれば雌だというから、女の子らしい名前を考えてやらねばならない。イライの名前を付けたときも小生は旧約聖書に出てくる予言者・エリアがいいと思っていたのだが、このときはBさん婦人がエリアの英語名・イライがいいんじゃないとアドバイスしてくれた。今回も旧約聖書から格好良い名前を付けようと思っているのだが、どうも女性のいい名前がない。ルツ、エステル、レベッカなんて浮かぶがイマイチピンとこない。名無しの権兵衛のままではまずい。早く名前をつけてあげようと思っている。


by Weltgeist | 2014-09-06 23:11


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