人気ブログランキング |

ユーレイカ・都心に最も近いウスバシロチョウの産地発見 (No.1978 14/05/16)

d0151247_23104697.jpg
 かねてから小生の家の前にある山にウスバシロチョウというアゲハチョウの仲間がいるとにらんでいた。しかし、2008年に二度見ただけで、そのあと一向にその姿を見ていない。以来ずっと目撃情報が途絶えているので前の山の生息は怪しくなっている。もし、ここに生息していれば、都心からもっとも近い場所にいるウスバシロチョウということになるのだが、2008年を最後に見ていないから絶滅したかもしれないのだ。
 それで、今日は少し作戦を変えて、もうちょっと我が家から離れた**という場所に探りに行った。離れたといってもわずか数㎞だから、ほとんど前の山と変わらないのだが、ここは前の山よりはるかに自然環境が残っていて、しかも幹線道路から離れた目立たない場所だから人もほとんどやってこない。これまで本格的にウスバシロチョウを探したことはないが、いる可能性は高い場所である。
 今日わざわざそこへ行ったのは、チョウチョでは小生の大ベテランに当たるOさんが来て、現在都心に一番近いウスバシロチョウの生息場所を調べたいと言ったからだ。可能性の非常に少ない前の山は無理、別な**がいいのではないかと小生が推奨したのである。御年80歳のOさんは、50年以上都下の各地を蝶採りで歩いている生き字引のような人である。昔はどこにでもいたらしいが、いまは林がなくなりすっかりいなくなってしまった。細々とわずかに生存しているウスバシロチョウの場所を、Oさんの昔の記憶と小生の土地勘から、ダメ元覚悟で**に行って見ようということになったのだ。
 すると到着して10分もしないうちに白いやや大きめの蝶がヒラヒラと飛んできた。他のアゲハチョウのように忙しく飛び回ることはしない。ゆっくりと優雅に滑空するような独特の飛び方をする蝶を目にしたのだ。
 そして、それがハルジオンの花に止まった。見ると間違いなくウスバシロチョウである。我が家の前の山で必死に探しても見つからなかったものが、わずか数㎞離れたところですぐに見つかってしまった。あっけない発見だが、これも長い経験を持つOさんの記憶と小生の土地勘のコラボレーションの結果である。
 チョウチョに興味のない人にとっては、別にどうってことのないことだろうが、小生とOさんにとってはとんでもなく大きな発見であった。大げさに言えば、西湖で見つかったクニマスノのようなインパクトがある。アルキメデスはお風呂に入ってあふれた水を見て、その量が同じ浮力を得る「アルキメデスの原理」を発見した。彼は狂喜して、「ユーレイカ(ユリイカ)、俺は発見したぞ」と叫びながら裸で風呂から飛び出したように、我々もうれしくて「ユーレイカ、ユーレイカ」と叫びたい心境になったのである。
by Weltgeist | 2014-05-16 23:56


<< 超多忙です (No.1979 ... マイスター・エックハルト・世に... >>