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モスクワへの旅、その1 (No.1929 14/03/18)

 ウクライナの情勢が風雲を告げるなか、モスクワへ行って来た。こんなに政治情勢が悪く、しかも寒い冬の時期に行くことはないだろうと思う向きもあるが、今回はモスクワに住むある魚類学者の娘さんと会う必要があったからだ。先週まで騒がれていたソチオリンピックとは全然関係ない個人的な用事である。
 いや実際にはソチオリンピックと多少は関係した。というのも、最初モスクワへの旅を企画したら、オリンピックでモスクワの宿の手配がむずかしく、大会が終わって少し静かになってから行ったのである。実際にはまだパラリンピックは開催されていたが、大きなイベントとしては終わっていたので心配するような喧噪はなかった。
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 今回乗った飛行機はアエロフロート航空のエコノミークラス。ほぼ80%くらいの搭乗率で、意外に混んでいる。まだオリンピックの関係者がたくさん乗っているのかもしれない。機内放送はロシア語と英語で、たまにひどくロシアなまりの強い日本語でのアナウンスがあった。ロシア人の話す英語も日本語もとてもわかりにくく、機内食やサービスもソーソーであったが、それでもソ連時代やペレストロイカ直後のアエロフロートと比べると雲泥の差である。ロシアも近代先進国並になったと感じた。
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 成田からモスクワまでは4800マイル、10時間の行程である。2005年に行ったときは8時間くらいで着いたと思うのだが、今は燃費、省エネの関係で速度を落として飛んでいるのかもしれない。飛行機嫌いの小生には10時間も乗っているとうんざりしてくる。ロシアという国はとてつもなくデカイのだ。
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 成田を午後1時に出発してモスクワ・シェレメチェボ空港には現地時間午後6時半着いた。時差(5時間)を差し引いてほぼ10時間かかったことになる。小生は成田でルーブルを両替したら、1万円+20円でちょうど3000ルーブルであったが、同行したロシア人のアレクセイがシェレメチェボ空港で両替したら3500ルーブルだったというから、マイナーな通貨は日本より現地の方がレートが良いようだ。これは覚えておいた方がいいかもしれない。
 入国審査、税関を終えて外に出るとご覧のようにたくさんの出迎えの人が待っていた。
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 今回日本からロシア語の通訳として同行してくれたアレクセイ(右)と、空港には彼の友人のワディム(左)が出迎えてくれた。ワディムはちょっとごつい感じの人だが、モスクワで弁護士をしているという。
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 シェレメチェボ空港に迎えに来てくれたワディムの車に乗って、いよいよモスクワの町に向かう。空港の駐車場に留めてある彼の車は見たこともない形をしている。車種は分からないが、見てくれからして高級車の感じである。こんなすごい車がロシアにあるのかと感心していたらアメ車のキャデラックだという。今のロシアは景気が良くて、東京の赤坂、六本木あたりと同じくベンツや、ポルシェ、BMWがゴロゴロ走っていた。
 空港からホテルまでワディムのキャデラックで送ってもらう。高速のような道を80㎞くらいのスピードで走って40分ほどでモスクワ中心部にあるホテルに着いた。

以下、続きます。

by Weltgeist | 2014-03-18 23:05


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