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寝たきりになるぞ (No.1810 13/10/14)

というのが小生が通っている**整形外科病院、T先生の口癖である。口の悪いT先生は鈍った小生の体をが運動不足で筋肉が全然ついていないことを見抜いている。先日体力測定をやったら握力が20㎏と若い青年の半分(若者は40㎏くらいある)もないことが結果として出てしまった。これを見て、「一日30分でもいいから必ず歩け、そうしないと寝たきりの情けない体になる」と脅かすのだ。
 寝たきりということは、蝶を採りに行ったり釣りに行くこともできないことである。それは小生にとって最大の生き甲斐を奪われることを意味する。とんでもない。絶対そんな風にはなりたくない。
 幸いまだそこまで悪化はしていないが、「言っては悪いけどこのままだとあんたはいずれそうなるな」とT先生は手厳しい調子で断言している。トイレに行くのでさえ誰かのアシストがなければできない状態など絶対に避けたい。寝たきりになるくらいならPPK(ピンピンコロリ)の方がずっとましではないか。
 しかし、あまり脅かされたこともあって、T先生の病院でやっている体操教室に通うことにした。ここはさすがに整形専門病院がやっている体操教室だけあって、腰痛や四十肩などで悩んでいる人のリハビリにもなるようだ。週一回、2時間たっぷりかけて病院専属の理学療法士がストレッチを中心に体を解きほぐしてくれる。これが月3500円でできるなら安いものだ。
 まだ始めて間もない新入生だから体操教室の効果のほどは定かではないが、2時間のストレッチと体操は心地よい疲れを誘い、弱った筋肉を鍛え直してくれるのではないかと期待している。小生はここで習ったストレッチを自宅でも繰り返しやっている。体作りは継続が大切である。始めたからには週一回程度ではなく、毎日たゆまず続けようと思っているのだ。
 ところで先日福岡の整形外科病院の火災で10人もの人が焼け死んだ。そのうちの8人は歩くことのできない入院患者だったという。身動きできないところに煙と炎が迫ってくる恐怖感は想像に難くない。寝たきりになるとはこういう事故にあっても助からないということである。
 亡くなった方には申し訳ないが、小生、火事の火に巻かれて苦しそうにあえぐ人たちのことを想像して、身震いする思いがした。死ぬならPPK、その直前まで元気よく蝶や魚を追いかけて、突然この世からおさらばするのが理想である。そのためにも寝たきりだけは避けて体力作りに励むつもりである。
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体力作りの一環で、家の前の山に散歩に行ったら、子供たちが拾い集めたドングリが公園のテーブルに並べてあった。しかし、よく見るとドングリでも色々な種類があって、なかなか可愛らしい。
by Weltgeist | 2013-10-14 23:31


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