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目がおかしいです (No.1768 13/08/28)

 朝起きて外を見ていたら何かおかしい。目の前をうっとうしいハエのような虫が飛び回っているのだ。ところがうるさいなと追い払おうとすると消えてしまう。しかし、1秒もしないうちにまた出て来て右に左に素早く飛び回っている。これは変だと思ったら、目の中にゴミのようなものがあって、それが虫のように見えているのだ。昨日までそんなものは影も形もなかったのに今朝になって突然現れてきたのである。
 これは目が見えなくなる前兆ではないかと、あわててネットで調べたら、どうやら「飛蚊症」であることが分かった。
「飛蚊症とは目の内部を満たす硝子体が混濁することによっておこるもので、混濁の原因には、
1.生理的飛蚊症(病的ではないもので生来のもののことが多い)
2.後部硝子体剥離(病的ではないもので加齢・強度近視・打撲などによるもの)
3.その他(網膜裂孔、網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎などの病的なもの)」
ウイッキペディアには書いてある。
 どうも小生の場合は、網膜剥離で剥がれた網膜の一部が水晶体に漂って蚊が飛んでいるように見えているようだ。原因は加齢によるもので、しばらくすると漂っている網膜の一部がどこかへ行ってしまい気にならなくなることもあると言われた。しかし、そうは言っても目を動かす度に蚊があちらこちらに飛び回るようでとてもうっとうしい。
 しかし、しばらく観察していたら、目を決められた方向に向けたときだけそのゴミが見えることが分かった。そうならゴミが見えにくい角度に目を保っていればいいことになる。だが、実際には目を固定することは不可能だからいまのところ飛んでいる蚊を撃ち落とすことはできそうもない。
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 若い頃の小生の自慢は目がとても良いことだった。辞書のような細かい字も裸眼で見えていたのでメガネなど全然いらない幸せな人間だったのである。それが今になって目の不具合に悩まされるようになってきた。そういえば老眼になるのもとても早かった。若い頃の視力が1.5と、やや遠視気味が災いして、早くも40代初めには老眼となり、いまでは老眼鏡が手放せなくなっている。若い頃のツケをいまになって支払わせられているのである。
 最近は外に出ると目がとてもまぶしいと感じ、ときどき景色がぼやけて見えたりしていて自慢の目は全然怪しくなっている。これも聞いたら「白内障」の症状だという。白内障の原因は飛蚊症と同じく加齢による目の老化である。60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上はほぼ100%の人が白内障になるのだそうだ。71歳の小生は完全に90%のグループに入れられているだろう。視力低下に白内障、それに続いて飛蚊症まで悩む年齢になってもはや小生の目は自慢どころか、滅茶ヤバイところまで追い詰められているのである。
 「うるさい」という漢字は「五月蠅い」と書く。5月のハエはたしかにしつこくて往生することがある。だが、最近日本ではあまりハエを見なくなった。殺虫剤の効果でハエが絶滅の危機に追い込まれたのかどうか知らない。今は8月、8月のハエには出会わず、目の中に蚊を常駐させてしまっている。この蚊がはやくいなくなって欲しいと願っているが、簡単にはいかないだろうなぁ・・・。
by Weltgeist | 2013-08-28 23:47


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