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腰痛難民のその後 (No.1482 12/09/16)

 2年ほど前までこのブログでしばしば小生は持病の腰痛のことを書いていた。様々な病院を巡り歩き、色々な治療を試しながらいつも失望し、治らぬ腰に「痛いよーっ」と悲鳴をあげる腰痛難民状態に落ち込んでいた頃のことである。ぎっくり腰とは違う異様なまでの腰の痛さに襲われてたまらず整形外科に行ったら「脊柱管狭窄症」と診断された。これが小生の腰痛難民への第一歩だった。それからいくつもの病院に通う暗い日々が始まる。整形外科以外にペインクリニック、整体、針治療など、腰痛に良いと言われることは何でもやってみたのである。
 しかし、どれも痛みを解消することはできず、最後は手術しか道は残されていないところまで追い詰められた。ところが、実はその道も駄目だったのだ。某医科大学病院に入院し、整形外科では名医と言われる**先生に診てもらったら「あなたの場合は手術をしても完全に痛みがとれるか分からないリスクがある。手術するならもっと病状が進行して最悪になったときにしよう」と言われた。まだ手術をするほどではないから、今は痛み止めでしのごうというのだ。
 だが、痛み止めはこれまでやってきて全然効果がなかった治療法である。今のままなら、激しい動きをする釣りも蝶の採集にも行けなくなるのだ。釣りが命の小生にそれは死ねというに等しい宣告である。そんなことはゴメンだ。これは何としてでも自分で腰痛を治してやるしかないと心に誓ったのだ。その思いが通じたのか、一昨年から急に痛みが消えて高い山に登れるまでに回復したのである。奇蹟とも思えることがどうして起こったのか、今日はそのとき以降の小生の近況を報告したい。
 以前にも報告したが、腰の痛みはマッケンジー体操という方法で治した、いや治ったのである。No.1112 11/07/04で「腰痛難民の皆さん、腰痛は治ります」というタイトルで書いたが、もうあの時以来苦しい腰痛に襲われることがなくなった。まさに、マッケンジー体操様々なのである。
 体操のやり方についてはNo.1112を参照していただきたい。小生自身が半信半疑だったが、腰を治したい一心だけで半月ほど頑張ったら、痛みが消えてきたのだ。脊柱管狭窄症は一日二日やった程度で治るような甘い物ではない。とにかく腰痛は治るという信念を持って毎日欠かさずマッケンジー体操をやってみることをお勧めする。もちろんそれで治らない人もいるだろうが、少なくとも小生はほぼ完全に治ったと断言できる状態である。治った人がいるのだから頑張って見る価値はあると思うのだ。
 小生はエビゾリ状態(これがマッケンジー体操)5回と、仰向きから起き上がる腹筋運動10回を、毎晩夜寝る前にワンセットやっただけである。もしかしたらマッケンジー体操より、腹筋運動の方が効いているのかもしれないが、とにかく腹筋とセットで毎日欠かさずやり続けたのである。
 もちろん、軽いぎっくり腰のような症状に襲われることは今でもある。しかし、それもマッケンジー体操をやればほぼ翌日には治っている。以前のようにグキッとやったら一週間は身動きできないといったことにはまずならないから体操は効いているのだと思う。そして、あの悪夢のような脊柱管狭窄症の痛みは今のところまったく起こっていないのである。だから、昨年も今年もインドヒマラヤの山を登れるまでになった。今の小生は完全に腰痛難民からは脱出できたと安心しているのである。
 先のことはどうなるか分からないが、とりあえず今はハッピーな状態である。悩み多き腰痛難民の同士皆さんには、小生の経験から、駄目モトで一度マッケンジー体操と腹筋運動をお試しすることを勧めしたい。ただし、三日坊主は駄目。毎日サボらず最低でも一ヶ月はやって結果を見て判断いただきたい。
腰痛難民のその後 (No.1482 12/09/16)_d0151247_21524370.jpg

by Weltgeist | 2012-09-16 23:58


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