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無能な田中防衛大臣の得意技は (No.1308 12/02/11)

無能な田中防衛大臣の得意技は (No.1308 12/02/11)_d0151247_2224961.jpg 田中直紀防衛大臣の間抜けな答弁ぶりを見ると情けない気持ちになる。答弁の度に周囲から失笑を買われていることを、彼自身はどう思っているのだろうか。防衛大臣に任命されたことが良かったのか、その本音を聞いてみたい気がする。もともと大臣の資質を欠いた無能な人が、順番から責任ある立場に引き出されてしまったからこんなことになったのだろう。確かに野田首相は人事が得意と皮肉られても仕方がない。
 しかし、人間的に見ればこうした無能ぶりをさらすのは、誰にでも起こりうる問題である。どんなに優秀な人間だって駄目な面もある。もし小生が錦織圭選手とテニスをしたら、話にならない無能な人間に映るだろうが、一緒に釣りをしたら彼に十分勝つ自信はある。田中問題は得意なフィールドのミスマッチなのだ。
 政治家という特定の分野で比較するから田中大臣が無能に見えてしまうのである。むしろ彼がどこか一杯飲み屋のオヤジさんなら、人の良さそうな顔からお客の受けもいいし、尊敬もされたろう。政治家としての素質はなくても何か他の才能、たとえば熱いラーメンを普通の人が3分で食べるところを1分で完食なんてことができそうな気がする。しかし、田中議員は国会議員であり、今回の大臣就任で防衛分野で能力を発揮しなければならない立場にある。これがまともにできない彼は、そもそも政治家になったことが間違いなのである。
 田中議員が目立たないところで「無能は税金泥棒議員」をしているだけなら問題は発覚はしなかった。誰も気づかず、そっと歳費だけもらって何もやらない、いやできなくても済んだのに、運命の女神はそれを許さなかった。田中議員自身は今回の大臣抜擢で、自分に脚光が浴びられることで自らの無能ぶりを全国民に明らかにしてしまったのである。
 その意味で田中議員の大臣起用は栄光の道ではなく、政治家失格を世間にさらした皮肉な任命だったと言える。沖縄の米軍基地問題がたいへんなときに、こんな防衛大臣ではどうしようもない。願わくば「私は防衛大臣をできる器ではありません」と言って自ら身を引くのが最良の道だと思うが、これは期待できそうもない。田中議員は大臣の職務を真っ当すると自信たっぷりに言っているのだ。
 みんなから失笑されても「カエルの面(つら)に小便」のように平然としているのは、ふだんから真紀子夫人にやられっぱなしで、打たれ強くなっているからだろう。しかし、このままではミスマッチの幅は大きすぎる。政治家は奥さんの真紀子夫人にまかせておけばよかったのだ。かかあ天下が招いたツケを国民にまで回さないでもらいたい。
by weltgeist | 2012-02-11 22:15


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