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うわべだけ取り繕った外見に欺されるな (No.1139 11/08/19)

 昨日は午前5時に起きて浜松へ行き、深夜、日付が変わる直前にわが家に帰り着いた。毎日ブログ更新を心掛けている小生にとってこんな遅い時間になることは厳しい。当日アップする零時の締め切りまで10分しか残っていなかったからだ。この短い間にすべてを完成させることは不可能に近い。といってこのまま18日分は載せないで穴を開けておくのも自分的には納得しがたい。そこでやったのは零時までの10分間に三枚の写真だけをアップし、当日掲載の事実を作っておき、文章はその後でゆっくり書いて行こうという作戦だ。
 昨日の零時前後に当ブログを見た人は、最初は三枚の写真しかないのに、しばらくしたら文章が付け加えられてきたことに驚いたと思う。一応当日の日付で載せたことで「毎日更新」は守ったことになる。しかし、実質的には文章は日にちが変わった翌日に書いているのだから、正確には18日分とは言えない。ちょうど古い街並みを再現した映画のセットのように正面から見るとそれらしく見えるが、裏に回ると急場しのぎの作り物であるのと同じである。
 しかし、考えてみると世の中にはこうしたうわべだけ取り繕ったその場しのぎの物が多すぎる。一応外見が良ければ中身などどうでもいい、大切なことは見てくれだという考えが大手を振ってまかり通っている。
 詐欺師がガードの甘い人からお金をだまし取ろうとするなら、異様なまでに立派な「本社ビル」を作って信用させるのが常套手段である。甘ちゃんはそれだけでコロッと欺されてしまうのだ。
 同じように男は美人にすこぶる弱い。絶世の美女の言う言葉はどんなことでも信じてしまう。しかし、顔は美人でも中身がひねくれた性格の女性に引っかかったら後で泣きを見るのは男の方である。少し前に小生はある美人女優が離婚騒動で騒がれているとき、彼女が流した涙にいたく同情したことがある。このときは友人の何人かから「お前は外面のきれいな女に欺されているのだよ」と指摘された。小生、美人ならどんな悪女でも天使のような女性と信じ込んでしまう「甘ちゃん」の癖が抜けないのである。
 見てくれにこだわるとろくなことはないと思っているにもかかわらず、美人が涙を流すと小生はたちまち信じてしまう。うわべだけで判断するのはヤバイと言いながら、自分もブログで同じような取り繕いをやっている。他の人から見たらやはり小生もろくでもない奴に見えることだろう。
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by Weltgeist | 2011-08-19 23:53


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