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本日は河口湖に行って来ました (No.1085 11/06/06)

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 写真に写っている二人の外国人はニューカレドニアから日本に遊びに来たフランス人観光客である。撮影した場所は富士山の麓、河口湖のカフェ。土曜日に南アルプスに行ったばかりの小生だが、今日は何となく富士山が見たくなってまたまた河口湖までドライブに行ってしまった。そこでこの人たちとひょんなことから仲良くなって、一緒に記念撮影したものである。
 富士山は日本一の山、日本を代表する観光地でもある。とくに日本に来る外国人には富士山の人気は高い。しかし、大震災と原発事故以来、日本にやって来る外国人も激減したという。ここ富士山周辺でも外国人の姿が消えたと聞いていた。
 だが、少しずつ外国人が戻ってきているようだ。ニューカレドニアから来た彼らはこの場所に近い日本旅館に7泊も滞在して富士山を堪能するのだという。そして河口湖滞在が終えたら、箱根に2泊して帰国するらしい。定番の京都、奈良、大阪などには行かないで河口湖と箱根で、ひたすら富士山にこだわっているようだ。
 「せっかく日本に来たのにどうして京都に行かないで、富士山なのか」と聞いたら、彼らは日本に来るのが今度で4回目で、すでに京都、大阪、福岡、阿蘇、広島なども訪ねている「日本通」であった。京都なんかとっくに卒業しているのである。
 今回泊まるホテルも最初から日本旅館を予約し、料理も日本料理を出すようお願いしているという。旅館では彼らのために毎日違うメニューを出してくれるらしく、ドップリと日本文化を堪能しているようだ。週末は他に日本人の宿泊客がいたらしいが、昨日は全員が帰ってしまい泊まり客は彼らだけの貸し切りだったらしい。そんな状況下、同じ旅館に8日間も滞在して、ほぼ旅館のまわりだけを歩いて観光する彼らに、小生は「旅とは何か」ということをもう一度考えさせられた。
 欧州人のバカンスの過ごし方は、日本人には羨ましいほどゆったりしている。一月にマレーシアで会ったオーストリア・ザルツブルグのおばさん二人もインドシナ半島を4ヶ月もかけて旅行すると言っていた。日本人がやる大忙し弾丸ツアーと違って、一カ所に長くとどまって、バカンスを楽しんでいる。本当の旅ってこういうものだろうが、いつも忙しさに忙殺されて余裕がなくなっている我々にはこんな旅はとてもできそうもないのが悲しい。
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 家を出たときはほぼ快晴に近い晴天で、さぞかし今日はいい富士山の写真が撮れると思ってやって来たら、薄い雲がかかって富士山がぼんやりとしか見えていない。今日のようにヘイズが掛かって霞み気味の富士山は大型フィルムカメラで撮ると、逆に味のあるイメージで撮れる。しかし、デジカメでは細かいグラデーションが再現しにくいため、この程度がやっとである。このところ写真撮影の方は失敗続きで、少し腐り気味だ。現役を離れて緊張感の糸が切れたのか、どうもしまりのない写真ばかり続いている。
by weltgeist | 2011-06-06 23:56


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