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タケノコ堀り (No.1046 11/04/28)

d0151247_22114927.jpg 毎年この時期になると多摩川の岸辺近くに住む義姉からタケノコ狩りに来ないかとのお誘いがくる。そのお声が今年も掛かってきて、本日は急遽タケノコ堀りに行ってきた。義姉の住むマンションの敷地内に孟宗竹の林があり、ここに自然に生えてきたタケノコが採れるのだ。
 ところが都会に住んでいる人たちはタケノコは八百屋やスーパーの店頭に並ぶ農作物であって、まさか自分たちの周りに自然に生えている物とは思っていないようだ。だから数年前までこの竹林でタケノコを掘るのは義姉とわが家夫婦しかいなかった。広い竹藪にはそれこそ雨後のタケノコの言葉通り、採りきれないほど沢山のタケノコが生えていて選り取り見取りの状態だったのである。
 しかし、こういうことは長く隠し通せるものではない。我々がタケノコを掘っている姿をマンションの住人たちに目撃されてしまったのである。誰も知らなかった秘密は皆が目にするところとなり、最近は真似してタケノコを採る人が増えてしまった。当然ながら競争が激しくなって取り分は減っているのである。
 義姉が言うには、採る人が多く競争が激しくなっただけでなく、今年は発生数自体も少ないようで、数年前のような大漁は望めないらしい。数本も見つければ良しとする状況のようだ、しかし、それでも竹藪の中で頭を少しだけ持ち上げたタケノコを見つけるとワクワクする気分になる。野にある自然の恵みを収穫することに、何か原始時代の人に帰ったような「野生の楽しさ」が味わえるのである。
 妻と義姉が世間話をしている間、待ちきれなくなった小生はフライング気味にスコップを持って飛び出して行く。すると、すでに先行しているおばさんが竹林にいて、小生の姿を見て厳しい顔つきをして何か言っている。見たこともない男が侵入して敷地のタケノコを盗みに来たと思われたようである。本当はこのおばさんより小生の方がずっと先輩で、「あなたは我々が見つけたお宝を後から楽しんでいるだけだろう」と言いたかったが、義姉がやって来るまでおとなしくしていた。
 幸い義姉が「義理の弟です」と紹介して事なきを得たが、彼女がいてくれなかったらタケノコ泥棒と間違われたトラブルになるたところだった。
 この先行おばさんの行動力はすごく、たちまち生えているタケノコを見つけてスコップで掘り出した。ところがこの竹藪のタケノコ発見者である小生は、先輩であるくせになかなか見つけられない。一年に一度しかタケノコ狩りをやったことがないので、毎日チェックしているおばさんに勝てないのだ。マゴマゴして全然見つけられない小生、妻からも「駄目オヤジ」と言われる始末で先輩の面目丸つぶれであった。
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このおばさんのタケノコを見つける能力はすごくて、見ている間にたちまち数本を見つけてしまった。どうやら毎日竹林を巡回しているらしく、どこに次のタケノコが生えてくるか分かっているようだ。駄目オヤジの小生、最後はこのおばさんのコーチでようやく何本か収穫することができた。
by weltgeist | 2011-04-28 23:32


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