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姑息な政治家ばかりでうんざりする (No.925 10/12/21)

姑息な政治家ばかりでうんざりする (No.925 10/12/21)_d0151247_2354535.jpg このブログをスタートするに当たって心掛けたことの一つで、人の悪口だけは書くまいと思っていた。しかし、そうは思ってもどうにも言わなければ気持ちが収まらないことが多くありすぎる。昨日の日産自動車、ゴーン社長が総理大臣の22倍もの年収を得ていたこともそうだし、民主党小沢元幹事長が不明朗な政治資金のことを説明しないのも、自分としては腹立たしい思いが募っている。
 小沢元幹事長は9月2日に自分の疑惑を晴らすために「「政倫審に主席することは少しも躊躇していない」と言っていたはずである。党が決めればどこでも出て行くと言っていたのだから、サッサと出てきて自分は潔白だと表明すればいいだろう。出ると言っていながら、実際に呼ばれるとなると拒否するのは、政治家としては最低である。自分にやましいことがあるから出られないと思われてもしかたないだろう。
 政治家が100%清廉潔白である必要はないが、疑惑をもたれた時点でその政治家の信頼感は限りなくゼロに近づく。怪しいけれど証拠が不十分だから有罪までもっていけない。従ってOKだというのは、一般市民なら通用するかもしれないが、人の模範となるべき政治家にまで適用すべきではない。政治家の責任とはそれほど重いものなのだ。
 今の世の中では力のある突出した政治家がいない。だから多少ダーティであっても日本をグイグイ引っ張ってくれる人なら構わない。小沢元幹事長の強引さが今の混迷する社会には必要なのだ。そういう政治家だから、多少の悪は見過ごしたらどうだ、という意見に小生は与しない。猛烈なインフレで混迷を極めたドイツで、国民を一丸となって奮い立たせたヒットラーには強烈なまで人を惹きつけるものがあった。数百万人もの人が死んでいった戦争の牽引役をやった東条英機だって、当時の日本国民は圧倒的に支持し、それに反対する者は非国民と呼ばれた。
 歴史はこうした政治家の指導力が誤ったものであることを、その後やってくる「罰」で精算した。小沢元幹事長が「俺は潔白だ」と言い回るのは結構である。しかし、それなら国民が納得するような説明をするべきだ。今のままだと、「やはり小沢は黒だ」と思われても仕方がないだろう。
 ここまで事態を悪化させたのはもちろん管首相の無能さもある。どっちもどっちといえる現状に、人間とは何と出来の悪いものなのだろうかと嘆かざるを得ない。野党もすべて駄目。魅力に欠けた姑息な政治家ばかりが目に付く。袋小路に入って抜け出せない日本を救ってくれるメサイア・救世主はいつやって来るのだろうか。
by weltgeist | 2010-12-21 23:54


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