人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今日は大暑、熱中症にご注意を (No.776 10/07/23)

 涼しい日本アルプスから戻ってきて、東京の暑さがあまりにひどいのに参っている。本日は暦の上では二十四節気の1つ、大暑だということで、文字通りたいへんな暑い一日だった。気象庁によると全国6つの地点で7月として観測史上最高を記録したという猛烈に暑い日だったらしい。昨日に続いて岐阜県の多治見では38.9℃というから、外はまさに灼熱地獄状態である。
 わが家の前は森になっているから木々の緑で多少暑さは和らぐ気もするのだが、小生が持つデジタル温度計で庭の気温を測ったら40℃あった。ここまでくると森も緑の木々も関係ない。多治見よりうちの方が暑いのだ。これでは家の外に出る気にならないのは当然である。しかし、家にいても、ここまで暑いと危険な熱中症を引き起こす可能性もある。クーラーを効かせ、水を多めに摂らないと家の中でも熱中症になる人が続出しているとテレビニュースが言っていた。とくに小さな子供やお年寄りは、家の中だから大丈夫と油断して熱中症になってしまうらしい。
 こんな暑い日はどこにも出かけたくない。しかし、日々の雑用はついて回るもので、午後からちょっとした買い物に出かけざるを得なくなった。めまいがするほどの暑さだが、買い物をしないと生活が出来なくなるから渋々外に出て、ときどき利用する某私鉄駅前に行った。すると、6月5日に駅前の噴水池で見たカルガモの赤ちゃんがまだ泳いでいるのを見つけた。最後に見たのは確か6月19日で、この日の様子もNo.748で書いた。しかし、その後のことはすっかり忘れていた。あのときは確か6羽のヒナが残っていたが、これが元気に育っていたのである。
 昨年この池で生まれたカルガモは7月10日頃巣立っていった。このときは最初10羽生まれたものが、最終的には3羽だけ生き残ったという。だから、今年も6羽全部が巣立つことは出来ないだろうと思っていたら、何と全員が無事に生き残っている。それもすっかり大きくなって、もうヒナのかわいらしい面影などない。まるっきり大人のカモと同じような大きさで池にとどまって大暑の日の暑さを避けるように「避暑」をしていたのである。
今日は大暑、熱中症にご注意を (No.776 10/07/23)_d0151247_20135172.jpg
 最後に見たヒナの状態から比べると、すっかり大きくなって、もう親ガモとあまり変わらない大きさになっている。しかし、それでもまだ子供らしさは残っているようで、石垣の後ろに出来た影の部分にみんなで集まって押しくらまんじゅうをする恰好で「避暑」をやっている仕草はかわいらしい。大きさから見て巣立ちはまもなくだろう
今日は大暑、熱中症にご注意を (No.776 10/07/23)_d0151247_20142759.jpg
 上の写真を望遠レンズで大きく撮影したのがこの写真。彼らも暑い場所と涼しい場所の区別は知っていて、石垣の裏側の日陰から陽の当たる場所には出てこない。カモでさえこうなのだから、人間が涼しいところに行きたがるのは当たり前だ。しかし、先月は生まれたばかりのかわいらしいヒナだったから、通りかかりの人たちも足を止めて見ていたが、ここまで大きくなると、もはや誰も興味を示さない。本日のカモ見学をしていたのは小生だけだった。
by weltgeist | 2010-07-23 23:40


<< 人を痴呆化させるIT社会 (N... 居眠り運転の常習者 (No.7... >>