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明日から、7月22日まで休みます (No.1430 12/06/27)

 というわけで明日から外国の高い山に行くので、日本を留守にします。
 いったい何処へ? 
 それは帰ってきてからのお楽しみにしたいと思います。ただ、すこしだけヒントを言えば、そこは世界の屋根に近い標高が5000mオーバーの地です。
 しかし、そんな場所に行くのに今の小生の体は万全ではありません。先日痛めた右足、実は捻挫だったのですが、血液をサラサラにするワーファリンという薬を飲んでいたため、ひどい内出血が起こり、今もまだ足が痛くてうまく歩けません。
 今回は3週間以上の長期なので、現地に着いても足の痛みがとれるまでホテルで安静にし、問題ないと判断できた時点で山に登るつもりでいます。捻挫くらいと軽く考えていたのですが、たいへん厳しい病気であることを身をもって知らされました。
 それでは安全第一で、行ってきます。

次回書き込みは7月23日からです。
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by Weltgeist | 2012-06-27 20:04

消費増税法案が衆議院可決で思うこと (No.1429 12/06/26)

 ついに消費増税法案が衆議院で自公民などの多数決で可決されてしまった。野田首相は日本の運命を変える重大な一歩を踏み出したことになる。採決のあと、午後6時から行われた首相の演説は、彼がこれからの日本に責任を負うということをにじませたもので、小生としては今までのいい加減な政治家とは少し違う、十分傾聴に値する演説だったと思った。
 首相の言ったことは、今後社会保障制度を維持するためには、いま財源確保として消費税を上げなければ日本国は成り立たなくなるというものだった。だが、それは民主党がこれまで掲げてきたマニフェストの放棄を意味する。消費税は上げない。無駄な支出をカットし、財源をひねり出すというのが民主党のスローガンだった。日頃から役人の無駄なやり方に批判的だった我々は民主党のそうした斬新な政策に期待し、衆議院での勝利と政権交代を実現したのである。
 だが、いざマニフェストを実現しようとしたら、現実はあまりに複雑で思っていたようにはいかなかった。一番良い例は蓮舫大臣がやった「仕分け」だ。これが大騒ぎをした割りには最後は何も実現できないままうやむやになってしまった。これまで自民党がやっていたものと変わらない政治しかできないことが分かってきたのである。物事はそんなに単純ではないし、簡単には変えられないということである。
 立ちふさがってきたのは様々な既得権で益を得ている勢力である。無駄を拝する、結構なことです。でも自分たちの利益だけは確保したいと思うグループばかりだから、マニフェストの理想はことごとくつぶされてしまった。そして、既得権者は国が赤字なのにもかかわらず、さらに借金を重ねてそれを守ろうとする。財政的な評価は下がる一方なのである。
 社会保障は色々やって欲しい。しかし、それは国の借金で賄ってくれという言い分は、ギリシャ、スペインの例のように、国際的には通用しなくなっているのだ。野田首相はこのことから今の時点で消費税を上げる布石を打っておかないと日本は危うくなると思ったのである。
 前にも書いたが、小生は増税は嫌だが、こういう状況になったからには仕方がない、増税法案には消極的な賛成と言わざるを得ないと思っている。民主党議員で57人が増税法案に反対したという。「増税の前にやるべきことがあるだろう。やるべきことをやった後に税の話を、というのが国民の気持ちだ」というのが反対する人たちの意見である。だが、すでに民主党は政権交代から3年も時間を駆使している。3年間で何もできていない以上、「やるべきことをやった」ということはいつまでたってもできないことを意味するのではないか。財源もないのに社会保障などをどうしようというのだ。これは何も改革をやらずに今後も借金漬けを続け、日本をギリシャのような国にすることの表明ではないかと思うのである。
 わけの分からない増税は反対である。しかし、筋を通したものなら渋々ながら国民は納得すると思うのだ。きれい事を並べるだけで、日本をますます悪い方向に導こうとする人たちにはついて行けないのである。
 しかし、野田首相は一度国民に約束したマニフェストを捨てたのだから、今度の増税で日本の進路を見極めたら、衆議院を解散し、総選挙で民意を問い直すことは必要であろう。そこで大敗したとしても、圧倒的な反対意見のなかで日本の将来を憂いて信念を貫いたのだから政治家として本望ではないだろうか。
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6時の野田首相の演説を聴いている途中で、フロリダからやってきたサミュエル君がまたわが家に遊びにきた。それで首相の演説の後半は聞きそびれてしまった。例によって彼はイライを抱いたが、このあと大暴れで、サミュエル君の腕をガブガブとかみ続けていた。小生の足も痛いままだが、イライの噛み癖も直っていないのである。
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by Weltgeist | 2012-06-26 23:51

右足が痛くて歩けないまでに悪化した (No.1428 12/06/25)

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 先日の山歩きで痛めた右足がまだ治らない。最初はしばらく時間をおけば自然に治癒すると思っていたが、痛みは強くなる一方で、まともに歩けないほどになってきた。このままだと明明後日から出かける外国の山登りに行けるかかどうかも危うい状況である。それで今日は出発間際の心臓チェックを兼ねてS病院で足の具合も診てもらうことにした。
 前回、小生の傷ついた生足の写真をお見せしたように、素人の小生が見ても足の甲のどこかから内出血していると推測できるものだった。これを心臓専門のS病院**先生はどのように診断するのか。きっとワーファリンの効果が強すぎて異常出血が起こったと判断し、これについて何とかしてくれるのではないかと期待していたのである。だが、**先生の診断は期待にそうものではなかった。
 外から触診した限りにおいて、たしかに足には内出血があるが、足が痛い原因は多分それではないだろう。もし血管が破れて内出血していれば、甲はもっと青く変色しているはずである。確定的なことは言えないが、甲の骨の一部が疲労骨折、または筋肉を傷つけ、それが原因で痛みが出ているのかもしれない。しかし、これは心臓内科の分野ではなく、整形外科の問題なので、なるべく早く整形外科に行けというのである。
 S病院は心臓専門だから足のレントゲンを撮らなかったが、足の甲が腫れているのはワーファリンの副作用による内出血ではなく、骨の一部が折れていて、それで傷ついた所が化膿して膿みが溜まっている可能性があるというのである。もしこれが骨の骨折とか内部の化膿が原因だったとするとたいへんなことになる。外国行きどころか、下手をすると足を切断するような事態に発展するかもしれないのだ。
 S病院を出て家に戻ったのは午後5時過ぎだったが、心ここにあらずで、慌てて近くの整形外科医院に駆け込んだ。ここは以前、腰痛で悩んだとき散々通った病院である。顔見知りになっている△▽先生は、「また腰ですか」といいながらも小生の足を診て、早速足のレントゲンを撮る。それを診て「レントゲンの所見で足の骨は異常なし」という。だが、腫れの原因はまだ不明である。
 △▽先生は、「膿んでなければいけどねぇ」と言いながら、腫れた甲になにやら薬の入った注射器を刺す。それからすぐに「良かった、これは内出血だ」という声が聞こえた。注射器の中に赤い血が逆流しているのが見えた。この言葉を聞いて、それまで抱いていた不安が一気に消えていく気がした。骨も折れていなければ、足の内部が化膿している恐れもないのだ。
 先生は「腫れている部分はしばらく冷やしなさい。それとあなたの右足の横は捻挫している。ここは湿布をすれば1~2週間で治るでしょう」と言ってくれた。そして、今回の傷の原因はやはりワーファリンが余計に症状を悪化させたのではないかと推測していた。普通の人に比べて血液抗凝固剤・ワーファリンを服用していると、ほんのちょっとしたことで大出血が起こってしまう。以前、痛み止めを飲んだら胃内部で出血し、胃潰瘍になってしまった。これを嫌って少し服用を休んだら、今度は脳梗塞を起こした。ワーファリン服用者は右にも左にも行けないすごく微妙なところでようやく生きることが許されている、いわば条件付き人間であることを今回もまたまた思い知らされたのである。
 とにかく、やっと原因と治療法が分かって何とか明明後日からの外国行きはできそうではある。しかし、それでも小生は完全に許されているわけではない。執行猶予付き、いつまた苦境に落ち込むか分からない仮釈放の人間であることを自覚させられたのである。現地に着いてもすぐに歩くことはできないだろう。しばらくホテルで休養して足が癒えたころから動く覚悟で、とりあえず行ってみる決心を固めた。
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by Weltgeist | 2012-06-25 23:55

美食家は短命? (No.1427 12/06/24)

 今朝のNHKを見ていたら、減塩した食事でガンが消滅したと言っていた。塩のとりすぎは生活習慣病の原因となるが、逆に減らせばガンまで消滅させる効果があるとは知らなかった。そこまで言われるとちょっと考えなければならない。でも塩は食事の味を左右する重要な調味料である。これらを使わないで料理を作ることは不可能だろう。
 小生が心臓の手術で入院していたとき言われたのは、塩分摂取量は一日6g未満にせよ、である。これって醤油大さじ2杯半の量で、メチャ少ない塩分量だ。適正摂取量をもとに出された病院の食事は薄味で全然おいしくなかった。入院のときは仕方なく食べていたが、病院を出たとたんに減塩の意識がなくなってしまっている。毎日6g以内に塩分を抑えるなど味音痴の小生でも我慢できない。それゆえに、小生は将来様々な生活習慣病に犯されてもいたし方が無いと覚悟している。
 健康な体なら、塩分を摂りすぎても余分な塩分は腎臓から尿で排泄される。ところが、腎臓の働きが低下してくると体内の塩分濃度を上げないために、体は水を溜め込もうとする。それで血液の量が増えて高血圧になりやすく、血管が弱くなって脳卒中や心不全などの恐れが強くなるのだそうだ。
 塩分のとりすぎが体に悪いのは重々分かっている。だから、カミさんは小生の体を考えて塩が少ない薄味の食事をだしてくれてはいるようだ。しかし、これとて多分一日の摂取量は10gは超えていることだろう。10g以下だとよほど工夫しないかぎり、おいしくない料理となってしまう。塩味のない料理なんてゴメンである。
 それでもラーメンや蕎麦などしょっぱい物を食べたらつゆは全部飲み干さない。味噌汁もほどほどを心掛けているが、ある程度の塩はし方がないだろう。しかし、自分でコントロールできない食事、すなわち外食ではどうにもならない。外で食べた料理ではどのくらいの塩が入っているか分からない場合が多いのだ。
 塩は食べ物の味を決定づけるキーポイントである。おいしい料理とは塩がいっぱい入っていることの証でもある。確かにレストランで食べる食事は抜群に口当たりがいい。味を良くする各種の調味料が入れられているからだろう。これらがうま味の元なのだが、それがどれだけ入っているのか我々お客には分からない。最近は合成化学調味料も種類が多いし、醤油や塩、砂糖等々、様々な物を入れて味を調整している。味がいいと評判なレストランは隠し味で売っているが、そこには多分に大量の塩が入れられていると思えるのだ。人間健康で長生きしたいと思うなら、あまりおいしい物ばかり食べない方がいい。美食家は長生きできないのである。
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 ところで、今日の塩の話から聖書の中にある「地の塩」という言葉を思い出した。マタイ福音書5:13には「あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味をとりもどされようか。もはやなんの役にもたたず、ただ、外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである」と書いてある。また、マルコ福音書9:50では「塩はよいものである。しかし、もしその塩の味が抜けたら、何によってその味をとりもどせようか。あなた自身の内に塩を持ちなさい。そして、互いに和らぎなさい」とも言っている。
 この謎めいた言葉、「地の塩」をどう解釈したらいいのだろうか。小生は、塩は人が生きて行くうえで根本的、本質的なものであるという比喩、たとえ話ととらえている。塩がない肉体はすぐに腐ってしまうだろう。塩を得ることでそれぞれが味わいのある人生を送ることができるのだ。地の塩は自分の魂を守るとともに、人にも「おいしい思い」をさせる心の調味料なのである。だから、地の塩を持つ人の周りには「和らぎ」がやってくる。でも、その場合でも塩は多くなりすぎないことは言うまでも無い。塩味の異常に強い人、個性の強すぎる人の周りではしばしば摩擦が起こり、不和が生じるからだ。
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by Weltgeist | 2012-06-24 23:24

「私の趣味は釣りです」と言えなかった時代 (No.1426 12/06/23)

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 小生が釣りを好きになったのは大学生になってからである。それ以前、子供の頃はフナやクチボソ釣りはやっていたが、本格的な釣りは20歳を過ぎた頃からだ。しかし、この時代に釣りをやるというのはかなり特殊な部類の人間に見られていた。一般に釣りは子供の遊びか、暇な老人の道楽というイメージが強く、若い男がそんなものにうつつを抜かすのはまれだったのである。
 だから小生が釣りに出かけるときは、いかにも釣りに行きますという格好は意識的にしないようにしていた。どこか山にキャンプに行くと思われるような、幾分後ろめたい姿で出かけたのである。同じ大学に通う女子大生から「あなたの趣味は? 」と聞かれても、絶対に「釣りです」なんて言わない。「山登りと読書です」などととぼけていた。釣りはダサイ趣味と思われていたので、「つ」の字も出さないようにして女性にもてたいと思っていたのである。もちろん、そこまでやっても全然女性にもてた経験はないのだが・・・・。
 ところが、それからしばらくして釣りのスタイルが大きく変わってきた。重くて使いにくい竹竿に代わってグラス、カーボンロッドが登場し、生き餌を使う釣りから、疑似餌のルアーやフライの釣りが出てきたのである。これが若い人に格好よく映りはじめたのだ。釣りを「フィッシング」と横文字で言い出す時代になって、面白そうだと思う若者が急に増えてきたのである。
 しかし一方で、昔は格好良い男のスポーツと思われていた登山が、今は若者に人気がなく、爺さん、婆さんの趣味になっているのは何か皮肉な思いがする。今の若者は体力を使う登山のようなものはしんどいからやらないのだ。釣りでも昔ながらにミミズやイソメといった生き餌を使う釣りは相変わらず若者に人気がない。あくまでも格好いいルアー、フライだけなのである。
 ま、それでもいい。いずれにしても若者に愛される趣味の一角だけはまだキープできているようだから安心である。彼らのおかげで釣りは全般的に好ましい趣味として認知されているのだ。若い人も小生のような老人もが全員、恥ずかしげもなく「趣味はフィッシングです」と公言できる良き時代になっているのである。
 
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by Weltgeist | 2012-06-23 23:32

銀行キャッシュカードの更新 (No.1425 12/06/22)

 手のひら認証が必要な銀行キャッシュカードの期限が切れたというので、カードの更新にM銀行まで行ってきた。銀行によって様々な本人確認の方法があるが、M銀行では手のひらの静脈を登録することで、本人確認のハードルを高いものに設定できるのだそうだ。これは任意で、本人が希望しなければ通常のキャッシュカードになる。しかし、その場合誰か他人に悪用される可能性も高くなる。安心を得たいなら本人認証の手段が厳しい手のひらのデータを登録しておけということである。
 しかし、一度手のひらの静脈を登録しておけば死ぬまで大丈夫と思っていたら、どうもそれは違うようだ。何で新しく更新する必要があるのかよく分からないままにM銀行へ行ったら、新たに静脈を読み取られて、新しいデータに置換された。ということは過去の認証手段でも完璧ではなかったのかもしれない。
 銀行とて預金を守るためには本人確認は厳格にしたい。単にカードや預金通帳とはんこだけで、大金を降ろされるのは不安であろう。できるだけ確かな本人確認の手段が欲しいからデータも最新のものを持っていたいのである。
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 ところで、現代人は実生活では本人確認の手段として免許証や保険証などを使っているが、昔は本人確認をどうやっていたのだろうか。時代劇を見ると「通行手形」なるものを役人が発行し、これで関所などを通過していた。しかし、木製の手形程度の物は少し手先の器用な人間なら簡単に偽造できたろう。一方、アメリカの西部劇ではお尋ね者の似顔絵を描いた手配書がしばしば登場し、ここには「ウオンテッド、生死に関わらず賞金5000ドル」などと書かれていた。この賞金を目当てにお尋ね者を探して歩く「賞金稼ぎ」なる職業もあったようだ。「トム・ホーン」という実在した書金稼ぎの役をスティーブ・マックイーンが演じた西部劇もある。
 5000ドルは当時としてはものすごい大金だったろうから、賞金稼ぎも必死になってお尋ね者を探した。しかし、この時代に似顔絵だけで本人かどうかを確認することはむずかしかったはずだ。似顔絵が本人そっくりに描かれていることはまれだし、逃亡者となれば手配書を見て本人も顔かたちを変えるだろうからだ。西部劇では賞金稼ぎが見つけた犯人は、追っ手に銃を撃つことで自ら犯人ですと容易に認めることをする。しかし、これは映画の上での話で、実際は逮捕されても「知らぬ存ぜぬ半兵衛さん」を決め込むはずだ。この時代には人権など無いに等しいから、それでも似ている、怪しい奴だと疑われる程度ですぐに縛り首になってしまった。本人確認はアバウトで多くの誤認があったことだろう。
 最近の例ではオウムの菊池直子や高橋克也が記憶に新しい。オウムの菊池、高橋は写真だったけれど、これとても現在の菊池、高橋とは全然似ていなかった。「この顔にピーンときたら110番」程度の手配書で本人を特定することは極めて難しいのである。そのためには指紋とか、DNAといったある程度の確実性のあるものが必要なのだろう。
 先日、無実と判断し釈放されたネパール人はDNAの鑑定で誤逮捕が判明した。こうした最新の認証手段が無かった時代には、沢山の無実な人が無念の思いを抱いたまま刑場の露となって殺されていったことだろう。
 関所の通行手形や西部劇のお尋ね者ポスターの時代に比べて今は本人確認の精度が格段に上がっている。キャッシュカードの偽造など、認証の抜け穴を狙った犯罪行為が頻発している現代では、銀行もそれなりに防衛しなければならない。M銀行の手のひら認証もそうした新たな本人確認の手段として有効なのだろう。しかし、頭のいい泥棒はこうしたセキュリティガードも突破する手段を常に考えている。手のひら認証とていつ破られるか分からない。この世に万全、絶対と言える物などないのである。
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by Weltgeist | 2012-06-22 23:49

イライのしつけ (No.1424 12/06/21)

d0151247_22523162.jpg 4月の初めにもらってきた子猫のイライが滅茶苦茶元気で、困っている。小生たちが少しでも動くと、まるで獲物を狙うライオンみたいに体を低くして飛びかかる体勢をとる。そして我々の次の動きで一気にジャンプして手や足にじゃれついてくるのである。これだけならもちろん可愛いからウエルカムである。しかし、手でジャブを繰り出したあと、かみついてくるから参ってしまう。もちろん本気でなく遊びで噛むのだろうが、子猫の犬歯は先が鋭くてとても痛いのだ。
 先日、わが家に遊びにきたアメリカ人、サミュエル君がイライの噛みつきぶりを見て、ペットのしつけ方をいくつか教えてくれた。フロリダにある彼の実家ではお母さんが犬のブリーダーをやっているのだそうで、猫も3匹飼っている。ペットの教育は専門家で慣れているのだ。サミュエル君が言うには、とにかくこの家の主人は我々であって、イライはペット。主従関係をはっきり自覚させておかないまま成長すると、後で苦労するらしい。イライが噛みついたら、甘やかすのではなく、噛むことは悪いことと教え込む必要があると言う。猫はふだんしつけにくい動物だが、彼の家の猫は、一匹は蚊を捕まえ、もう一匹は蠅を捕まえるよう教え込んでうまくいっているそうである。
 それでかわいそうだが、彼が噛み噛みを始めたら、ペット用のケージに閉じこめることにした。急に狭いケージに入れられたイライは、しばらくは外に出してくれと、ケージの蓋を激しく引っかき回す。しかし、知らんぷりをして放っておくと諦めるのか、おとなしくなってケージの中で眠りだしたりする。そして十分お仕置きの効果があったと思われる頃蓋を開けて出してやるのである。だが、最初は神妙な顔をしておとなしくしているが、30分もするとまたまたライオンスタイルになって小生たちを襲ってきて元の木阿弥に戻ってしまう。
 イライは遊びたくて仕方がないのだ。彼は遊びのお相手としてじゃれついているだけで、噛むことは親愛の情を示しているようなのである。しかし、彼の牙で噛まれると力を抜いた甘噛み状態でもかなり痛い。遊びは手足で猫パンチするくらいにして、噛みつきまでは止めさせたい。だが、これが実にむずかしい。イライは我々を敵と思って噛みつくのではない。遊んでいるだけでなぜ怒られるのか、このことを猫に分からせるのがむずかしいのである。
 ところで猫の記憶力ってどのくらいだろうか。噛み噛みしたらケージに入れられるということを徹底的に記憶させるにはどのくらいお仕置きが必要なのか素人の小生には見当もつかない。以前、魚の記憶力は1分くらいしかないと聞いたことがある。釣り人の影を見て怖がった魚が1分もすれば戻ってきて釣れるというのである。確かにそういうことはある。しかし、猫の記憶力は魚ほどお馬鹿さんではないだろう。
 うちのイライは利口で頭がいいと親バカ風に思っているので、まもなくケージのお仕置きが有効になるのではないかと小生は楽観しているのである。これって甘いだろうか。
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by Weltgeist | 2012-06-21 23:57

内出血と筋肉痛 (No.1423 12/06/18)

 昨晩は台風のため帰宅が遅れ、結局ブログをアップすることができなかった。19日に更新するといっておきながら実行できなかったことをお詫びします。
 ところで、今回の山行はほぼ一週間後(28日)に迫った外国での山登りの体力造りが目的であった。しかし、実際に山を登ってみていくつかの問題点が出てきた。一つはトレッキングシューズが足に合わず、足の甲を傷つけてしまったことだ。小生は過去に何度も書いているように、心臓に金属の人工弁が入っているため、血液が凝固しにくいワーファリンという薬を飲んでいる。この薬は血液に血のかたまり、血栓ができることを防いでくれるもので、毎日服用しなければならない。血液がサラサラになることで脳梗塞や心筋梗塞の予防してくれるのである。だが、血液がサラサラになることは、良いことばかりではない。出血しやすく、少しでも体を打ち付けたりすると内出血から青アザが出たり、怪我をすると血が止まりにくくなる困った副作用がある薬なのである。
 そんなハンディを背負っての山歩きであったが、しばらく歩いていて右足の上、甲の部分が次第に痛くなってきた。やばいなとは思ったが、途中で靴を脱ぎ捨てるわけにもいかない。そして、最後まで歩き通して靴を脱いだら、右足の甲から指の付け根にかけて青く内出血の跡がある。トレッキングシューズで足の血管を長いこと締め付けていて、ここから内出血が起こったのだ。普通の人はこの程度は全然問題ないが、ワーファリンを服用しているとこういうことが頻繁に起こるのである。
d0151247_2158673.jpg 汚い写真で恐縮だが、これが現在の小生の生足 (~_~;)
 正常な左足と比べて右足の腫れ具合は一目瞭然。右甲の中央下側にある黒い小さなアザが最初の内出血箇所で、その後写真のように指の付け根に出血が拡がっていったと思える。右足の甲が腫れているのは内出血が靴を脱いだ後も続いて、吹き出た血が足の筋肉を圧迫しているのではないかと思う。とにかく今はこれがたいへん痛いのである。
 心臓に異常のない人と違ってワーファリンを止ることができない小生は、これを防ぐには靴を変えるしかない。しかし、出発まであと一週間、新しい靴が見つかるかどうか、非常にタイトな状況になっている。かりに靴を変えても、それを一度も試さないで行くのはかえって危険である。といって、今の靴も怖い。どうしたらいいのか、現在迷っている最中なのである。
 もう一つの問題は今回急な山道を登降して、一応全コース歩き通すことはできた。しかし、歩いている途中で足が攣ってしまい、家に戻ってからはかなりの筋肉痛が残っていることである。この程度の歩行で筋肉痛が出るとは、まだまだ体が鈍っている証拠。トレーニングの甲斐なく体力不足が依然として続いていたことがはっきりしてきたのである。
 先月渡辺玉枝さんという73歳の日本人が女性として最高年齢でエベレストに登頂したというニュースが伝わってきている。渡辺さんは10年前の63歳の時にもエベレストに登っているが、その時は「楽しく登れた」のだそうだ。そんな彼女だからもちろん小生が登って来た山など鼻歌交じりで登れることだろう。もちろん筋肉痛なんてことはあり得ない。タフな渡辺さんに比べれば小生はまだ「青二才」の小僧ッ子であろう。73歳でエベレストに登ったことに敬意を表するとともに、どうしたら渡辺さんのように体力を付けられるのか教えてもらいたい気持ちである。
 昨年は5000mオーバーの山歩きで、酸欠状態になってヘロヘロにバテてしまった。今年はそんなことがないようにと、かなりトレーニングはしたつもりだったのだが、月曜日からの山行で、それがあまり効果的でなかったことが分かってきた。しかし、そんなことを今頃言っても出発日が迫ってきている。もう間に合わないのだ。まずは出発までに内出血を抑えるのが先決。今から体を鍛えることなど無理だから昨年同様なまくらな体でぶっつけ本番でやるしかないようである。
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by Weltgeist | 2012-06-20 22:15

明日の書き込み休みます (No.1422 12/06/17)

 これから急に出かけることになりました。予定では水曜日に北アルプスの山を登るを計画していたのですが、台風の接近で大荒れの天気になりそうなので、急遽、これから深夜、徹夜で高速を走って行くことに計画変更しました。帰宅は多分明後日になるため、明日のアップは休みます。新しい書き込みは19日夜遅くになると思います。

次回の書き込みは6月19日になる予定です。
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by Weltgeist | 2012-06-17 20:03

仕方がない、消費増税には賛成します (No.1421 12/06/16)

 民主党と自民党が合意して消費税が増税される可能性が高まった。民主党はこれまでマニフェストで様々なきれい事を言っていた。自民党長期政権に飽き飽きしていた有権者はそんな民主党の新鮮な政策に期待したのだ。しかし、いざ自民党政権をひっくり返して政権交代したら、それらはことごとくホゴにされつつある。行政改革をしっかりやって無駄を廃し、役人支配から政治家主導に転換する、沖縄の基地問題も米国に言いたいことを言って解決する、社会保障制度も充実するなど、おいしい絵をいっぱい見せてくれたが、いつの間にかそれらが消えて自民党となんら変わらない政治になってしまった。消費税についても「4年間は上げない」と言っていたはずである。
 消費税は2014年4月に8%、15年10月に10%に増税されるので、正確にはマニフェストを発表した2009年から4年以上たっていて公約違反ではないと言う。だが、小生のような年金生活者にとって増税は痛い。ところがそんな庶民の声を代弁すると称して増税反対を叫ぶグループが民主党一部議員のがいる。しかし、この人たちの立場も小生にはよく分からない。本当に庶民の味方なのだろうか。
 最近のギリシャやスペインの危機を見ると、借金頼みで限界に近づきつつある日本の財政も心配になる。日本の政府債務はギリシャなど問題にならないほど大きい。いまのところ日本の国債は90%以上が国内で消化されているから問題ないというが、ここで消費増税法案が否決されたりすると、日本国債の売りタイミングを狙うヘッジファンドの餌食になっていつ国債が暴落(金利は上昇)するか分からない状況になっている。ギリシャよりはるかに大きな政府債務を抱える日本は非常に危険に思えるのだ。
 日本の財政状況は待ったなし、財源の多くを借金に頼る社会保障費などは、なるべく今の世代で負担し、子や孫の世代の負担を増やさないためには消費税のアップも仕方がないと小生は思い始めている。ギリシャ人は他国の援助で良い思いをしてきたが、そのツケを払うのは嫌だと言っている。小生たちはこれまで恩恵を被ったからお返しのつもりで増税に賛成するのである。もちろん仕方なくではあるが・・・。
 消費税を上げるより日本の景気を良くして税収をアップするために財政出動すべきではないかという増税反対論者の意見がある。しかし、この意見には同意できない。90年代のバブル崩壊時から日本はつぎ込めるだけお金(税金)を経済につぎ込んだ。それでも経済は良くならなかったではないか。経済成長は低いまま国が抱える債務は増え続け、人々はいっそう貧しくなっている。お金をつぎ込んで経済を刺激するこれまでのやり方が通用しないことははっきりしてきているのだ。
 野党だった民主党がバラ色のマニフェストを掲げたけれど、それは理想論であって現実的になれば結局、マニフェストで掲げたものは引っ込めざるを得ないことが身にしみて分かってきている。それを今も、マニフェストに忠実になれという人たちは、結局、絵に描いた餅をいつまでも出し続けているだけの無責任な政治家ではないかと思うのだ。
 もちろん増税に賛成すると言っても諸手を挙げてではない。民主党がマニフェストに掲げた無駄を廃していく政策をとることで我々も納得する。国会議員の定数削減削減の例で分かる通り、自らの身は切らず人に税金の負担増を押しつけるなどとんでもない。しかし、これとても結局はうやむやにされてオシマイの気がする。きれい事を並べて総論大賛成だが、各論、とくに自分が損をする案は大反対という政治家が多すぎる。この悪弊はいつまでたってもなくならないだろう。民主党のマニフェストがことごとく否定されたのと根っこは同じである。人間、偉そうなことをいっても結局は自分勝手な連中ばかりがいる気がして情けない。
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by Weltgeist | 2012-06-16 23:44