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山梨県塩川のアユ釣りでツ抜け (No.447 09/06/27)

 明日、我が家に9名のお客さんが来ることになっている。飲み物や料理は妻が準備しているから、小生が口を出すべきことではないのだが、折角釣り師の家に来るのだから、小生が釣ってきた新鮮な魚を食べさせてあげたいと思っている。しかし、9名となると大型のブリとかマダイならともかく、小さな川魚だと、最低でも一人1尾は確保しないと様にならない。自分は天然のアユを釣ってきて食べさせるつもりだったが、アユだと1尾でも物足りないくらいである。ところが、今年のアユは全般に不調で、ツ抜けも厳しい状況が続いている。そんな時にアユ釣りをしても討ち死にするだけではないか、と思い悩んでいたのである。
 ツ抜けというのは、釣り師独特の言い回しで、10尾以上の数が釣れた時使う言葉である。魚の尾数を数えるとき、我々は一つ、二つ、三つ、四つとツを付けて数えていく。しかし、九つの次ぎ十にはツがつかない。このことから、釣り人は10尾以上釣れたことを「ツ抜け、ツが抜けた」というのだ。
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 さて、アユ釣りが大好きな小生としてはお客さんには、海の魚より天然アユを食べて欲しいと思っている。魚屋で売られるアユはまず養殖魚だから、一般の人が天然アユを食べる機会はとても少ないからだ。そのいい機会だと思ったのである。
 だが、人数が9名と聞き、小生、少し自信がなくなってしまった。普段ならアユでツ抜けするくらいは簡単である。ところが、今年はどこも不調で全然釣れていないのだ。無理して行っても5~6尾では話にならない。安全策として、海のアジ釣りなども考えた。しかし、アジなら魚屋さんで買うことが出来る。そんな魚を何も小生が釣ってこなくたっていいのではないかと思うのだ。
 そうして散々迷ったあげく、最後はやはりアユに挑戦してみようと決めた。もし全員に行き渡らない数、すなわちツ抜け出来なかったら、「ごめんなさい。小生の腕が未熟でした」と謝ればいいだろう。それに、今回は妻のレシピでやるので、小生のアユはあっても無くてもあまり大勢に影響しないエキストラでしかないのだ。気楽に行って駄目なら勘弁してもらおうという気持ちで、山梨県塩川のアユ釣りに今朝出かけたのである。
 塩川というのは中央道韮崎インターを降りてすぐの川で、八ヶ岳と秩父山塊を水源とする釜無川の支流である。4時半に家を出て、現地に着いたのは午前6時半。高速に近いというのは有り難い。すぐさまオトリと入漁券を買って、オトリ屋さんに教えてもらった鷹巣橋の付近に入った。
山梨県塩川のアユ釣りでツ抜け (No.447 09/06/27)_d0151247_2391100.jpg 川のコンディションはあまりいいとは言えず、連日の雨で少し濁りが入っている。だが、それでもボチボチ釣れて、午後3時までに小生は18尾のアユを釣り上げた。まさに9人の来客でも一人2尾はOKというピッタリの釣果で上がることが出来たのである。
 実は現場で数えた時は20尾と思ったのだが、家に帰ってもう一度数え直したら18尾しかいない。左の写真は全部で20尾いるが、2尾は養殖のオトリアユ(左の白っぽいアユ。色からして天然とは全然違う)だから、釣った物ではない。まさに、今日の釣果が9名用ダブルスコアで打ち止め出来たのは奇遇と言えよう。

 あっ、それとNo.445で言っていた。例の千円の防水時計は、今日のところは水の侵入はありませんでした。もっとも、5気圧どころか、0.5気圧も沈めていないから、まだこれがOKであるとは判断出来ないのですが・・・。
by weltgeist | 2009-06-27 23:09


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