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下田沖・横根のメジナ釣り(No.62 08.04/06)

 昨日、磯釣りから戻ったのが午後11時過ぎだったため、ブログ本文の更新は諦めた。せめて写真だけでも載せようと、コンデジの画像を確認したら、がっくり。こちらはひどい写りで、どこにピントが合っているのか分からない甘いカットばかり。とてもこのまま掲載することはできないと、昨日の掲載は止めたのである。
 釣りが目的だから、身を入れて写真を撮らなかったとはいえ、700万画素もあるカメラでこんなにぼやけた写真しか撮れない。やはりコンデジは駄目である。何とか使えそうなカットをPhotoshopでシャープに見えるようレタッチしたが、自分的に写真の出来は全然不満だ。出発前D300にしようか、防水コンデジにするか迷った結果、万一の水没事故を恐れてコンデジを選んだのだから仕方がない。だが、これから釣りシーズンが本格化すれば、この防水だけが取り柄の無能コンデジ登場が多くなるだろう。頭が痛い所である。
 さて、肝心の磯釣りも、写真と同じで駄目だった。釣りに行った場所は、伊豆半島の先端、下田沖にある「横根」という小さな岩礁である。ここは伊豆半島の中でも屈指の有望磯釣り場だが、一昨日も書いたように、今年は全般的にどこも釣れていない。
 駄目かもしれない、という負け犬的発想で最初から行ったのがまずかったのか、予感は的中。全然アタリがないのだ。我々が渡船で渡してもらった場所は、潮が動かない所で、いつもならうるさいくらい出てきて餌を掠め盗る餌取りの小魚もいない。結局、小生は小さなメジナ2尾だけで終わってしまった。前日に「何とか1尾だけでも」釣れれば満足などと言ったから釣れなかったのかもしれない。
下田沖・横根のメジナ釣り(No.62 08.04/06)_d0151247_237689.jpg

これが今回狙ったメジナ。釣りをしない人には馴染みのない魚かもしれないが、釣り味、食味とも抜群。本当はもっともっと大きいサイズを釣りたかったが、今年は不調で大型が釣れていない。
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「今日は駄目だ。釣れない」と思っていると、小生から50mほど向こうにいるこの二人連れが結構ヒットさせている。「あ、魚はいるんだ」と我々も気合いを入れるが、こちらはいくらやっても音沙汰無しである。それに対して向こうは快調で、大型なのかタマアミを使って取り込んでいるのが見える。
わずか50mしか離れていないのに、なぜ我々が釣れないか。原因は彼らの所と潮の流れが全然違うからだ。我々が寄せ餌にまいたコマセが、全部彼らの方に流れてしまい、向こうにメジナを寄せ集めている状態なのだ。
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こちらも釣らなければ、と色々なテクニックを駆使するが、まったく効果無し。魚はかすりもしない。磯から鮎まで何を釣らせてもうまいU氏も、さすがに今回はあきれ果て、磯の上で気持ちよさそうに昼寝しだす始末である。T氏と若いK君は頑張って、最後に35㎝くらいのサイズを4尾と2尾釣ってきた。しかし、4人の努力も空しくついに40㎝を越える大型は出なかった。
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メジナが駄目とみた小生は同行のT氏から、磯に生えている「ハンバノリ」という海藻がおいしいと教えてもらい、こちらを獲ることに熱中した。磯で採ったハンバノリ(左)を家で煮付けてみた(右)。本当はノリの新芽を摘むのだそうだが、知識のない小生は伸びきった固い部分をせっせと採ったため、かなり歯ごたえのある固い煮付けになったが、それでも磯の香りがしておいしかった。
by weltgeist | 2008-04-06 23:09


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