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突然襲ってきた病魔、それが運命の扉を開いた (No.2033 14/12/23)

 長い間ブログの更新をできないでいたのは、10月の初めに突然猛烈な痛みが腰に走り、それから約2ヶ月、病院のベッドでひたすら痛みに耐える闘病生活をしていたからです。そして先月末にようやく退院するまでになったが、いまだ日常の生活とはほど遠い状態で、必死に自宅でリハビリを続けています。
 心臓弁膜症、脳梗塞、胃潰瘍など数々の病気をやって「病気のデパート」を自認する私も、今回はさすがに参りました。バイ菌が脊髄を腐らせ、脊椎骨ボロボロに壊してしまう「化膿性脊椎炎」という恐ろしい病気で、想像を絶するような痛みが襲ってきたのです。半端でない痛さに耐えて、ベッドに寝ているしかない状態は経験の無い人には理解出来ないと思います。あまりの辛さに、何で自分がこのようなひどい目にあわなければならないのか、運命の不条理さに嘆くしかありませんでした。
 しかし、病院のベッドで寝ている間に、自分の病気の意味を考えていると、病や苦難を克服するからこそ人は強くなれるのだ、と思うようになってきたのです。そうすると体は猛烈に痛いのに、それが自分を強めてくれる試練と思えるようになり、絶望するどころか希望の光が見えてきたのです。
 人生は苦しいことの連続です。できることならそんな苦しい目にあわずに育ちたいと思う。しかし、何の苦労もなく温室で育った人に人間としての深みはないでしょう。むしろ人は苦労を重ね、それを乗り越えることで強くなっていくのではないか。そう思うと今回の病気が自分をより深みのある人間に育ててくれるハードルのように見えてきたのです。
 これは神が私に与えた試練かもしれない。そうだとすれば絶対この苦しみは乗り越えられる。神は乗り越えられないような試練を人に与えないと言っているではないか。ほんの少しずつだが良き快復の方向に歩んでいるの自分の病状を見て、私は希望の灯に向かう安心感に包まれたのです。
 化膿性脊椎炎という病気はなかなかやっかいなもので、簡単にはもとの体にもどることは出来ません。しかし、それでも今の私は、希望を持って確実に快復に向かっていると確信しています。
 今回の病気は本当に苦しくたいへんなものでした。でも、こうした病気をしたからこそ私は、この世の中で一番弱い人たちの気持ちを理解出来る人間になれたのだと思っています。私は運命の扉を開くことで、自分の中に巣くっている傲慢な気持ちを棄て去った新しい「わたくし」を見つけたのです。
 ですから、これまで自分のことを「小生」と呼んでいたけれど、今後は「わたくし、私」という言い方にしようと決心しました。

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退院した私をこの人たちが祝ってくれました。ときにはくじけそうになった私は彼らの励ましがあったからこそここまで元気に快復出来たのです。また、この写真に写っている人だけでなく、とても沢山の方からお見舞い、励ましをいただきました。この場を借りて、すべての皆さんに心からの感謝、ありがとうを言いたいです。
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by Weltgeist | 2014-12-23 22:32


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