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2014年ペンテコステに参加 (No.1987 14/06/08)

 今日は聖霊降臨祭、2014年ペンテコステの日である。小生は近くの教会に行って、ペンテコステの礼拝に参加してきた。ペンテコステとは、イエス・キリストが昇天してから50日後に天から聖霊が人々の上に降り注いできたことを祝うキリスト教の大きなお祭り。キリスト生誕(クリスマス)、復活祭(イースーター)と並ぶ三大祭りのひとつである。
 もともと色々な旧暦を使うキリスト諸派はそれぞれグループによってペンテコステの日もちがってくるのだが、2014年は、カソリックも、プロテスタントも東方教会も同じ6月8日のようだ。
 聖書(使徒行伝第二章)によればこの日、「突然天から激しい風が吹いてくるような響きが起こり、彼らがいた家全体に響き渡った。また、炎のような分かれた舌が現れて、ひとりひとりの上にとどまった。するとみなが聖霊に満たされて、御霊が話させてくださるとおりに、他国の言葉を話し出した」とある。
 聖霊とは父と子と聖霊という三位一体の神様の一つ、それが下界にいる人々のなかにそれぞれ降りてきてくれたということである。つまり神様が各人の内に住まわれることになったわけで、たいへんおめでたいできごとである。
 日本的にいえば、神様が住む神社仏閣が自分の体の内にあるようなもので、わざわざどこかへ初詣など行く必要もない。しかも不確かでしばしば罪深いことをしでかす人間の様々な罪を洗い清めてくれる。人々は聖霊のシャワーによって清い体に生まれ変わることができるのである。
 だからキリスト教の洗礼を受けた人は、聖霊の風が体の中を吹き抜けて、人間が生まれ変わったような劇的変化を感じるという。聖霊というギリシャ語の霊、Πνεύμα は「風」または「息」という意味なのだそうだ。たくさんの悪い出来事、罪深い行いがその風で吹き飛ばされ、豊かな命、生を授かるという重要な時なのである。
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by Weltgeist | 2014-06-08 23:55


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