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関東地方が梅雨入りした (No.1985 14/06/06)

 関東地方も梅雨入りしたようで、朝から雨が降っていて今日はずっと家の中に閉じこもって出られないでいる。これからしばらく鬱陶しい季節になるだろう。家にいればそれなりにやることがたくさんある。部屋の片付け、掃除や、夏物衣類の取り出しなどをやれば部屋も少しはきれいになることだろう。口うるさい妻が「少し部屋を片付けたら」といつも言っていることができる。しかし、腰の重たい小生は動くのも面倒になって終日何もしないで一日が終えようとしている。部屋の片付け作業などやりたくない。このまま何もしないでグータラしている方が楽なのだ。かくて、今日も小生のゴミため兼用の書斎は何らの変化もない汚いままである。
 雨の日はチョウチョウも飛ばない。翅が濡れることを恐れて、木の葉の裏側などでじっと雨がやむのをまっているはずだ。もちろん小生も濡れることは大嫌いだから、ずっと家に閉じこもったままじっとしている。毎日が日曜日の小生にとって雨の日は活動する日ではない、休息日と思っているのだ。しかし、昼過ぎになって窓の外を見たら、ステンレスの洗濯物干し竿に雨粒が当たってキラキラしていることに気がついた。
 洗濯物干し竿にはひっきりなしに雨が着いて、それが下の方に滴となって垂れていく。しばらくそれを見ているうちに「これは写真に撮ったら面白いかもしれない」と思って撮ったのが下の写真だ。本日唯一の活動した成果がこれなのである。
関東地方が梅雨入りした (No.1985 14/06/06)_d0151247_23364649.jpg
 小生、雨は好きではない。ずっと昔山登りを一生懸命やっている頃、テント生活中に長雨でひどい目にあったことが何度もある。防水性も怪しい昔のテントだと、あちらこちらから雨漏りがしてきて、着ている衣服もびしょびしょになる。それがひどくなって寝袋まで濡れると最悪である。
 皆さんが毎晩寝ている布団がびしょびしょに濡れた状態を想像していただきたい。気持ち悪くてそんな物を使う気にもならないだろうが、山のテント生活ではそれさえ使わなければならなかった。中に入って眠ろうとすると、湿った水がジトーッと体に浸みてくる気持ちの悪い感触はたまらなく嫌である。しかも炊事も狭いテントの中でやらなければならないからたいへんだ。こうしたことが数日以上続くと最後は「もう雨はたくさんだぁ。やんでくれーっ! 」と叫びたい気持ちになったものである。
 だが、山登りを止めて家にずっといるようになった今の小生は、雨は鬱陶しいけれど、昔ほど嫌ではない。いや、むしろこんな雨粒のドラマを見せられることも雨が降るから起こることで、雨も棄てた物ではない。洗濯物干し竿にたまる滴を見て、きれいだなぁと喜んでいられるのは雨のおかげである。小生の大好きなアユやヤマメ、イワナも雨が降らなければ死んでしまう。降りすぎて洪水が起こるのも困りものだが、やはり雨は適度に降ってくれないと困るのである。


by Weltgeist | 2014-06-06 23:58


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