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激安プリンタを買いました (No.1575 12/12/29)

 昨日予告した通り、朝一番Y電気に新しいプリンタを買いに行ったらプリンタってとても安くなっているのにビックリした。前に使っていたものは8色もインクがついた高級機で、4万円以上したと思うのだが、いまの主力製品は6色で2万円台、激安品だと6千円くらいで買える。
 6千円というのは、以前小生が使っていたプリンタ替えインクと同じ値段である。なぜそんなに安いのか、このブログでどなたかに教えてもらったように、プリンタメーカーは、本体を安く売って、インク代で稼ぐという戦略らしい。だから本体が安いと思っても、そのあとすぐにインクが切れて高いランニングコストがかかるという落とし穴がある。用心、用心、その手は食わないぞ、ヤバイ道は歩かないと自らに言い含める。
 しかし、それでも6千円台というのは魅力である。ランニングコストが高いといっても、今回は年賀状さえ刷れればいい。ピンチヒッターと考えれば実に魅力的な物に映る。もともと印刷はほとんどしない小生にはこの程度で十分なのだ。これならまた壊れても惜しくないなどと、値段の安さに目をくらまされて自制心を失いつつある自分がそこにいた。
 こうなると安物買いの銭失いである小生を止めるのはむずかしい。最初は「その手は食わないぞ」と言っていたのに、15分後には、お値段6580円の超格安のプリンタを購入していた。
 そして、このプリンタを家に持ち帰って早速パソコンで使えるように設定する。簡単スタートガイドという説明書にしたがってセットアップしていく。「簡単」といえるほどではなかったが、安物だから我慢しようと、自らに言い含めてようやく準備は完了。いよいよはがきを入れて昨日デザインしたものを印刷に取りかかる。
 印刷開始をクリックするとガーガーガーガーとプリンタから音がしたが、その後2分くらい何の音もしなくなる。「エッ、これは最初から不良品か」と思ったころ、おもむろに動きだし、ようやく印刷が始まった。動作は猛烈に遅い。しかし、安いのだからこれもしかたがないか、とまだ自分の銭失いのミスを認めないでいた。そうして刷られたはがきを見てびっくり。まるっきり色が違って刷られているではないか。
 ここでようやく目が覚めたがもう遅い。またも安物を買って失敗したと後悔する自分にむち打って、もう一度写真を photoshop でプリンタの癖に合うようにレタッチしなおした。写真はセピア色に近いマゼンタが異様に強い色て印刷されていたので、色調調整の段階でマゼンタを弱く、グリーンを意図的なほど強く補正して試し刷りしたら、少しは見られるくらいに収まった。
 よく家具屋さんなどで「ワケあり商品」といって格安で売っている物がある。それと同じで、安いだけにワケがあるのは仕方がない。ただ、誤算だったのは、ワケは替えインク代が高いだけと思ったことだ。動作が非常に遅くて、仕上がりに難アリというワケまで待ち構えているとは思いもしなかった。とはいえ年賀状だけは刷り上がったのだから良しとするしかないだろう。
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by Weltgeist | 2012-12-29 23:54


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