Caucasian コケイジャンって言葉知ってますか (No.1554 12/12/08)

 先日イライに投与した薬が劇的に効いたのは体が小さくて、人間とは根本的に異なる体をしているからだと思った。そうしたら、薬の効き具合の差は人間の間でもあるらしい。昨日の英会話授業でBさんが言うには、日本の薬はアメリカの物に比べて効きが弱いのだそうだ。猫のイライと同じで、日本人はアメリカ人に比べて薬に対する受容性が敏感だから、アメリカの薬より弱めに作られているらしい。
 だからたとえば日本人なら一日10mgで済むところが、アメリカ人だともっと多い量で同じ効き目になる。Bさんが言うには日本の薬はアメリカ人には弱すぎるらしい。その差がどのくらいあるのか専門的な知識がないから分からないが、もしアメリカで病気になって薬を飲む事態になったらこの点は留意しておいた方が良さそうである。アメリカの薬は強すぎるのだ。
d0151247_23415925.jpg 原因はアメリカ人の方が人種的に薬に対する耐性が強いからとBさんは言っていた。そういえば、エーリッヒ・レマルクが書いた「凱旋門」の中で、ゲシュタポに追われる主人公ラヴィックがパリの街で恋人のジョアンと絶望的な恋を語り合うとき、しばしば我々と違う酒の飲み方をしていた。
 小説の中で「喉が渇いたわ」とジョアンが言うと「コニャックでも飲もうか」「いや、カルヴァドスがいいわ」というセリフが何度も出て来て驚かされるのだ。コニャックもカルヴァドスもとても強いお酒である。フランス人やドイツ人は喉が渇いたら酒を飲むという言葉に度肝を抜かれたのである。凱旋門はシャルル・ボワイエとイングリット・バーグマンの主演で映画化され、当時この映画を見てパリに来た人がこぞってカルヴァドスをレストランで頼んだという。小生も一度パリで真似してリンゴから作られたお酒、カルヴァドスを頼んだことがある。しかし、あまりのきつさに口の中へ入れただけで焼けるような刺激があり吐き出してしまった。こんなもので喉の渇きをとるなんてとんでもない人たちである。
 このことをBさんに言ったら、とくに欧州の「コケイジャン」は体質的にアルコールに強い人がいるから、水代わりにアルコールを飲むかも知れないと言っていた。ここで出てきたコケイジャンという知らない言葉に「エッ、何それ」とスペルを聞いたら Caucasian と書き、「白人」という意味らしい。
 Wikipedia によれば、 Caucasian とはコーカサス地方を起源とする Caucasoid コーカソイドと言われる白人たちのことで、人類学者はこれ以外に我々東洋人の起源であるモンゴロイド、アフリカを起源とするニグロイドなどに分類されるという。(表参照)
 肌の色が白いか黄色いか、黒いかといった区分で人種を分けていくが、表でも分かるように、どうやらコーカソイド白人の中でも一番優秀なのはアーリア人という人種差別的な発想が根底にある微妙な問題のようだ。コーカサスで生まれた白人たちは西ヨーロッパでアーリア人になるが、同時に東にも行き、セム族系のアラビア人やインド人にもなった。
 こうした人種の分類は、欧州系人種、とりわけアーリア人が一番優秀で、黒人や東洋人は一段下に見る人種偏見思想の温床ともなっているらしい。アーリア人の純血を訴えた極端な人種差別主義者、ヒットラーは記憶に新しい。
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by Weltgeist | 2012-12-08 23:51


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