本日、一週間ぶりにやってきたBさんの姿を見たら、先週と同じように飛び上がってじゃれつくまでになった。餌をやっても見向きもしないでぐったりしていたのが嘘みたいな回復ぶりで、Bさんの腕にガブガブと噛みつく動作も復元し始めて、すっかり元のイライに戻ってきている。元気になった体でBさんに会えたことが彼にはうれしくてたまらないのか、Bさんの周りから離れない。 しかし、それでも相変わらずじゃれつくことは噛みつくことと思っているようで、Bさんの腕を今日も噛み噛みすることは止めない。もちろんそれほどきつい噛み方ではないから、イライのやりたいようにさせることにした。今回の病気を経験して、あまり彼を束縛するのではなく、好きなようにやらせる方針に変えたのである。 ところで、猫が飼い主に甘えて噛むことを英語で"chew" と小生が言ったら、チューという表現はちょっときつい噛み方で、イライのような甘噛みは "Gnaw" ナウというのが適当だとBさんが教えてくれた。また良く使う "Bite" バイトは、もっときつい噛み方で、猛獣が獲物に噛みつくようなときに使うのだという。噛むという言葉は日本語では一つしかないが、英語では一番強いのがBite バイト、次がChew チュー、一番弱いのがGnaw ナウと段階的に別れて使っているのだそうだ。こんな違い知らなかった。 イライは子供頃より噛む力が強くなっているので、本人は甘噛み、すなわちナウのつもりで噛んでいても、噛まれる方はときどき「痛い!! 」とさけびたくなることがある。今日のBさんへの噛みつき方を見ていると、それは決してナウと言うほど弱いものではなかった。「チューの弱」程度のものだろう。しかし、これでも二日前のイライの憔悴しきった状況に比べればまるで別な猫のような元気さである。小生にとってはうれしい回復ぶりなのだ。
by Weltgeist
| 2012-12-07 23:54
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