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ヒマな一日を無為に過ごす (No.1466 12/08/31)

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 今日は8月31日、早いもので明日から9月である。それで今月を省みると、足を怪我して歩けないこともあって、ずっと外出しないで家に閉じこもっていた。外界との接触がないから、自分の身辺に関しては何も変わったことはない。毎日、食っちゃ寝るの繰り返しでほとんど怠け者状態の生活をしてきたのである。
 家にいてやることがないとなると時間が沢山余ってくる。ヒマができるのだ。この時間をどう使うか。朝起きて朝食を食べたら、新聞をじっくり読む。そしてテレビのワイドショーをボーッと見ているが、しばらくするとあまりにくだらない番組が多すぎると腹を立てて、今度は読書に取りかかるというのが毎日の行動パターンの始まりである。
 ところが、小生の足の痛みは半端でないから、本を読んでいても集中できない。痛くて神経がそちらに向いてしまい、読書は上の空となる。小説を読むと感情移入できないので、読んでいても一向に面白くないのだ。選んだ本が内容のないつまらない作品だから感動もないのだろうと思い、それでは内容の濃い哲学書でも読んでみようかとなる。このところ集中的に読んでいるフッサールの現象学を紐解くのだ。すると今度は難しすぎてさっぱり分からない。フッサール先生の言うことは回りくどくて、オツムの悪い小生にはチンプンカンプンなのだ。
 困ったことに分からないと足だけでなく頭も痛くなる。そうなると痛みという奴は相乗効果があるらしく、足の痛みが余計ひどくなるのである。たいてい午後3時過ぎ頃には耐えられなくなって、「こんなに痛いのならいっそ眠っていた方が楽になれる」と思うようになり、小生のゴミ溜め書斎の床にそのままごろりと横になって昼寝をする。
 眠るということは全ての痛み、悩みを忘れさせてくれる特効薬である。昼寝をしている間は、足の痛みから解放されるのである。そして、5時頃にもぞもぞと起き出すと、妻のいるところに何かを要求するでもなくモソッと行く。そろそろ夕飯の時間である。何の働きもなくても人間は腹が減ってくるのだ。だが、ここで「飯! 」と言いたくても我慢する。そんなことを要求すれば、妻から「何もしないで食べるだけの人」という小生には一番ふれられたくない言葉が出てくるからだ。
 ここは要求してはならない。黙って夕刊でも読んでいると、彼女もお腹が空くのか食事の準備をしてくれる。それまで我慢比べである。小生は「穀潰し」と言われたくはない。妻の食事にあくまで付き合っていっしょに食べるという家庭平和を保ちたいのである。ま、それでも空腹に我慢できなくなると時々「夕飯は? 」と催促の言葉を発し、「何もしないで食べるだけの人」という評価を受けてしまうのだが・・・。
 そうして夕食が終わったら、また「書斎」に戻り、9時頃から毎日のブログを書いて、11時前後にアップロードしている。これが今月の小生の平均的日常行動パターンである。
 こんなだらしない様子ってどこかで見かけた記憶がある。しばらく考えて、今年のインドで見た牛と似ていることに気がついた。口をモグモグと動かしていつも反芻して何かを食べているインドの牛って、どこか小生に似ていると思えて不思議な親近感を感じるのである。
by Weltgeist | 2012-08-31 23:01


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