ジョン君は Orderly な好青年だった (No.1376 12/04/26)

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 北アイルランドからやって来たジョン君がわが家に来て今日で三日目。朝起きてきた小生に「おはようございます」と日本語で朝の挨拶をしてきた。もう簡単な日本語は覚えていて、挨拶くらいはできるようだ。しかし、少し複雑な話になるとやはり英語である。
 小生の英語はかなりひどいブロークンなうえに、ヒアリング能力が最低だから早口のジョン君の英語を聞き取るのは容易ではない。ときどきまったく理解不能に陥ることがあり、そうなると自分の意思をどう伝えたらいいのかお互いに天を仰ぐようなこともあった。しかし、それでも何とかなるもので、ジェスチャーのような「世界共通」の仕草も交えて意思の疎通くらいはできた。曲がりなりにも英語を勉強しておいた成果はあって、ジョン君との交わりはできたはずである。
 初対面のときは分からなかった彼に関することをいくつも知ることができた。それによればイギリスでは飛行機の組み立てをやっている工場で働いていて、日本に来たのは休暇。帰国した翌日から仕事が待っているらしい。そして前にも書いたように夏から三年間神学校へ行って勉強をやり直すのだという。
 持ってきたラップトップコンピュータでグーグルアースを呼び出し、彼の住んでいる家からベルファスト周辺の街並みまで見せてくれた。北アイルランドの人口はわずか180万人だそうで、1300万人もの人がひしめく東京とはゆったり観が全然違う。広々した街並みはすごくきれいだ。このあと彼の家族の写真も見せてくれた。お父さんは54歳、お母さんが56歳と姉さん女房だが、お母さんは彼の姉くらいにしか見えない。小生の年齢から見れば彼の両親でさえ小生の子供くらいの歳である。25歳というジョン君は小生には孫と同じ年頃なのだ。
 それと最初に泊まっていた一泊1000円の神楽坂のドミトリーは、早稲田大学のものだそうで、一部屋に17人もいると朝の5時からアラームを鳴らす青年までいてあまり落ち着いて寝ることはできなかったようだ。しかし、海外から日本に長期滞在する若者たちはこうした安い宿泊施設を探すのが上手で、ジョン君も日本在住の外国人のネット情報で見つけたのだという。
 日本訪問二度目の彼に日本への印象を聞いたら「日本は Orderly な国」だからだ好きだという。この言葉の意味は多様で「整然としたとか、規則正しい、規律のとれた、おとなしい、きれいな、混乱のない」という形容詞である。もちろん悪い意味ではないが、いつも住んでいる自分には「ヘーッ、日本ってそんな国に見られているのか」と思って意外だった。むしろ彼の方がものすごく「 Orderly 」な好青年で、日本人でもここまで礼儀正しい人はめったにいないのではないだろうか。とにかく魅力的な青年である。
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 そんなら、今日は目一杯 Orderly なところを見せようと写真の場所に連れて行った。小生が「日本で一番狭い公道」と思っている道幅が左右で50㎝もない超狭な道である。道の先の方は体を横にしないと肩が家の敷地にぶっつかって通ることができない。さすがに彼もたまげたようで、「ここは本当に道なのか。人の家の庭ではないのか」と聞いていた。広大な土地に180万人しかいない北アイルランドではこんな道は絶対ないだろう。
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by Weltgeist | 2012-04-26 21:46


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