折角海外に旅行するなら何か特別な思い出に残ることをしたい。それも日本では絶対経験できないようなことをやってみたい。天の邪鬼な小生は、このようにしていつも人と違う道を歩きたがる。協調性がない自分勝手な性格で、有名観光スポットへ行くより、他の人がまず来ない、あるいは関心を示さない所に行く方がずっといいと思っている変な人間なのである。
そんなわけで今回のロンドン旅行でのハイライトとして考えていたのは、欧州で古くから食べられているウナギを食することであった。ノーベル文学賞をとったドイツの作家、ギュンター・グラースの代表作「ブリキの太鼓」の中で、バルト海の堤防で獲ったウナギをパイにして食べる話が出てくる。だが、ウナギをパイにするとはどのようなものなのだろうか。日本にあるウナギパイとは全然違うものだろうが、日本の蒲焼きに負けないほどおいしい物なのか。前々から欧州のウナギ料理に関心を持っていた小生、ロンドンには100年以上続く名物のウナギ屋があると聞いていた。今回は絶対これを食べることを最大の楽しみにしていたのである。 ロンドンのウナギ屋で有名どころは二軒あるそうだ。今回我々が行ったのは、タワーブリッジに近い、「マンゼ、M.Manze 」。創業は1892年というから百年以上の伝統のある店である。場所はタワーブリッジを渡ったら、そのままタワーブリッジロードを2㎞ほど南に行った右側にあるが、橋から歩くときついので、バスの利用がお勧め。 マンゼの営業時間は午前11時から午後2時までで、それを過ぎると店を閉めてしまう。午前中大英博物館で時間を取られ、閉店時間に間に合わないかもしれないと、途中からタクシーに乗ったら、タワーブリッジまでの渋滞がひどく、閉店間際ぎりぎりで間に合った。 マンゼはタクシーの運転手も知っていて、有名人も結構来るそうで、店の中には来店した有名人の写真やサインがいっぱい張ってあった。また、1995年には最高のパイとマッシュのお店として、五つ星の賞を取ったという賞状もさりげなく張ってある。 以下明日に続く。
by Weltgeist
| 2011-12-22 23:22
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