昨日は独裁者の突然の死で予定していたロンドン旅行の報告が書けなくなってしまった。今日から先週のロンドン旅行について何回かに分けて書いて行きたい。
人はなぜ山に登るかと聞かれ、そこに山があるからだ(Because it is there. )と答えたのはエベレストで謎の死を遂げたジョージ・マロリーである。同じように人はなぜ海外旅行に行くのか、と問われれば、そこに島国日本では経験できない刺激に満ちた別世界があるからだと答えたい。Because it is there. である。見知らぬ世界に触れることで、狭い島国育ちのガチガチな頭は強烈な刺激を受けて、バラバラにぶち壊されてしまう。そして自分では思いもしなかった新しい視野が開け、より深く世界を知ることができるようになるからだ。今回のロンドン滞在はわずか5日間という短期間だったが、それでも多くの場所を見、また多くの人と接することで自分の中にある古くて偏った知見をリセットすることができた。 ナショナルギャラリーにはレオナルド・ダヴィンチの「岩窟の聖母」がある。しかし、今回はポーランドのツァルトリスキー美術館から来た同じダヴィンチ作「白テンを抱く貴婦人」(チェチリア・ガッレラーニの肖像)の特別展示をしていて、こちらはチケットを購入しないと見ることができない。名画を見慣れているロンドン子でもダヴィンチは特別らしく、チケットは連日売り切れで、結局こちらは見ることが出来なかった。しかし、「白テン」は以前、フィレンツェのパラティーナ美術館で特別展示していたのと、横浜美術館に来たのとで二回見ているので諦めはつく。でも「岩窟の聖母」も特別展に持って行かれて見れなかったのが心残りだった。 以下明日に続く。
by Weltgeist
| 2011-12-20 22:51
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