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飽食の時代は一日二食主義で (No.1026 11/04/08)

 現在小生の体重は58㎏をずっとキープしていて変わることがない。この重さは小生が高校生の頃ベストだった体重である。10年前は65㎏前後を行き来していたから、7㎏ほど減量したことになる。今の体重になって体が軽くなった感じがしてとても気持ちがいい。
 なぜここまで減量できたかというと、食事の量を減らしたからだと推測している。小生、現在は一日二食で、途中での間食は一切しない。その代わり朝と夕方二回の食事はしっかり食べる。茶碗に山盛りにしたご飯二杯と、多くても3~4品くらいのおかずだけで小生のすべてのエネルギーをまかなっている。
 これだけだと毎晩夜遅くまで起きている小生にはさすがに腹が減って堪(こた)える。しかし、腹が減っても夜食やおやつをとることはまずしない。腹が減ったら減ったに任せて、我慢している。その結果現在のような体重になったのだろう。以前気になっていた下腹の出っ張り、メタボの恐れは一切なくなった。
 いままであった出腹の皮下脂肪は、二食で生じたエネルギー不足を解消すべく、非常用備蓄食糧として燃焼して在庫がゼロになっているのではないかと思う。
 だが、そうなると体には別な意味での負荷がかかってくるかもしれない。へたをすると栄養失調になりかねない。小生は栄養管理に関して全然知識がないので、あまりに腹が減りすぎたときだけ少し食べることもある。こうすることで栄養失調の危険を回避できると思っているのである。今のところ体はとても軽くて動きやすいから、二食主義は自分には良い影響を与えたと考えている。
 腹が減ることは、自分との戦いでもある。食べたい欲望を押さえて我慢するストイックな行為が、自分をコントロールできる能力をもたらすと信じている。腹が減ったからといって、食べたい欲望にはそのまま従わない。欲望のおもむくままに食べ続けるのは動物と変わらない生き方である。それの終着駅は体重が300㎏にもなる悪魔の世界であろう。
 世の中には「断食道場」なるものがある。行かれた人の体験談によれば、断食をしながらヨガとかめい想もさせるようだ。それが健康に良く、しかも一種の精神修養の場ともなると言っていた。しかし、小生はこれには懐疑的である。そんな施設に行く人は意志が弱いのだ。断食道場で他人から「お前は食うな」と強制されないと断食できない人は、道場から出てしばらくすれば元の木阿弥に戻ってしまう可能性が高い。
 いや、それどころかその後のリバウンドで以前にも増して沢山食べるようになって、結果的にはよりメタボが進行する可能性がある。わざわざそんな道場に入らなくとも、一日二食を実行すれば、十分断食と同じ効果が得られるはずである。
 断食まで極端化することはない。せいぜい毎日一食だけ抜いて二食を試してほしい。最初は腹が減ってとても辛いが、慣れてくるとこれが逆に気持ちよくなる。下腹が出てメタボが気になっている方は一度チャレンジしてみたらどうだろうか。それで失敗する人は、意志が弱いのだと思う。そういう人は諦めてメタボになって糖尿病の心配でもしながら生きて行くしかないだろう。
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by weltgeist | 2011-04-08 23:55


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