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テレビの低レベル番組復活 (No.1014 11/03/27)

 テレビであれほど流れたACジャパンのCMが少なくなって、ようやく通常の状態に戻りつつある。スポンサーのCMが増えてきたのだろう。だが、それに連れて馴染めない番組が増えてきている。出演している方々には申し訳ないが、とくにお笑い関係の番組はまだ見る気がおこらない。お笑いでも品の良い笑いならともかく、人間の品性を疑う低級なネタで勝負しているタレントには、もう少しご遠慮頂きたい気持ちが起こってしまう。家族や家を失った人から見て恥ずかしくない番組をやって欲しいのだ。
 しかし、小生の考えと違って、挫けそうになっている国民に元気を与えるからやるべきだという意見も多数あるという。お笑いを見て元気になる人も確かにいる。一概にくだらないと文句をいうのは筋違いかもしれない。この件に関して皆さんはどのように考えているだろうか。
 ちょっと話は違うが、プロ野球でも似た問題が起こっていた。セリーグが3月25日開催にこだわったが、結局周囲の批判を受けて4月12日にパリーグと同時開催、4月中はナイター中止とした。こちらも賛否両論があったというが、セリーグだけが先行することには83%の人が反対したという(Gooニュース)。野球選手が真剣に勝負するところを見せることは、もちろん国民は元気印をもらうことで理解できる。しかし、皆が自粛しているとき、セリーグだけが抜け駆けして良い思いをすることは、不公平だ。個人的には開催延期は妥当な判断だったと思う。とくに東京ドームなどはデーゲームでも多量の電気を消費するのだそうで、計画停電で工場の操業をストップさせられた方などにその分を回すべきではないか。
 結局こうしたことはそれを行う方たちの良心にかかわる問題に帰結する。「この番組を放送すればみんなが元気になれる。だから信念を持って番組を製作した」と思うならやればいい。野球も「選手が真剣になって戦っている姿をみんなに見せて力づけたい」と断言できればやるといいだろう。心底から出たものなら「不謹慎だ」と批判が起こっても胸を張って反論できるはずだ。
 信念をもって作り上げた良い番組は、番組のどこかにそうした姿勢がにじみ出てくる。見る人もそれを読み取るから感動するのだ。安易な儲け第一主義だけで作った底の浅いものにはそうした深みも味も説得力もない。いままでのテレビ局は安易な番組ばかり量産してきた。今はそうした制作者の姿勢が問われる状況である。この機会を良きチャンスと思い、良質な番組を作り上げていくようリセットし直したらどうだろうか。
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計画停電に備えてキャンプで使っていたガスランタンを二台用意した。しかし、今のところ出番は来ていない。できることならこんなもの使わないですませたいが、そうもいかないだろう。とりあえず明日の計画停電の予定表を見たら、また我が第一グループは「実施しない」となっていた。でも明後日はまだ分からない。当分の間、計画停電には振り回されそうである。
by weltgeist | 2011-03-27 23:20


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